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テスト中に時間が足りないんです!
こんにちは。若葉台教室の牛尾です。
生徒:「先生!いつもテストの時間が足りなくて、最後の問題まで解き終わらないんです・・・。後から考えると最後の問題も自力で解けたんです!どうすればスピードがつきますか?」
《解答例》
1、 とにかく手と頭を素早く動かせ!!
2、 分からない問題はすぐに飛ばして、できるところから解いていこう!!
3、 本文を読まずに、問いを先に見て、傍線部の近くだけ読むんだ!!
4、 問題の形式に慣れれば大丈夫。同じようなテストをいっぱい受けよう!!
5、 どうせテスト中に集中してないんでしょ?集中してやれ!!
6、 気合だー!!
7、 根性だーー!!
・・・とりあえずありそうな答えを集めてみました・・・。
でも、実はこの最初の質問は、学問の本質を履き違えています。
なぜならば、テストというものは、
「素早く解くことができれば高得点が取れる」
のではなく、
「しっかりと理解していれば相応の時間で解き終わる」
というものなのだからです。
つまり、いつもテストで時間が足りない人は、
基礎基本の部分であいまいなところがあるのかもしれませんし、
出題分野の反復練習が足りていないのかもしれません。
「なぜそうなるのか」といった本質的な理解ができておらず、表面上だけで理解した気になっているのかもしれません。
あるいは鉛筆の持ち方や机に向かう姿勢の問題といったもっと根本的なことに原因があるのかもしれません。
要するに
「時間が足りないのは、普段の勉強への姿勢や本質的な理解が足りていないから」
と受け取るべきです。
ですので、スピードにこだわって雑に問題を読んだり、焦って解いたりするのは不正解。完全に逆効果。ただでさえ理解していないのにますます訳がわからなくなってしまいます。
小手先のスピードやテクニックに頼るのではなく、毎日の授業や課題をきちっとこなし、理解を深めていくことこそが「学問の王道」であることは間違いないと思います。