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題名に注目
こんにちは、日野教室の加藤です。
突然ですが、みなさんは国語の文章題を説く際、「題名」に目を通していますか?
私は最近、「題名に目を通すことって意外と大事なのでは!」と思いました。そう思ったのは、〝ブランスフォード&ジョンソンさんの心理学実験″について聞いたことがきっかけです。今日はそれをご紹介します。
まずは下記の2つの文章を読んでみてください!
①題名「ある失業者の朝」
男は鏡の前に立ち、髪をとかした。そり残しはないかと丹念にチェックし、地味なネクタイを締めた。朝食の席で新聞を丹念に読み、コーヒーを飲みながら、妻と洗濯機を買うかどうかについて議論した。それから何本か電話をかけた。家を出ながら、子供たちは夏のキャンプにいきたがるだろうかと考えた。
②題名「あるエリート会社員の朝」
男は鏡の前に立ち、髪をとかした。そり残しはないかと丹念にチェックし、地味なネクタイを締めた。朝食の席で新聞を丹念に読み、コーヒーを飲みながら、妻と洗濯機を買うかどうかについて議論した。それから何本か電話をかけた。家を出ながら、子供たちは夏のキャンプにいきたがるだろうかと考えた。
お気づきだとは思いますが、上記の文章、本文は全く一緒です。違うのは題名だけ!題名を読んだ後に本文を読むと、たとえ同じ文章でも捉え方が変わってくるのではないでしょうか?
文章読解する際、題名を先に読んでみることが、文章の「読みやすさ」や「解きやすさ」につながる場合があるかもしれませんね!!