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国語の読解が苦手な人へ
どうも、若葉台教室の牛尾です。
特に受験生の国語の授業で思うこと。
みんな、読むスピードが速すぎる。
もちろん根本的に読む意志のない人は論外。
それにしても、
読み込むことが命の科目であるにも関わらず、
読み込みをしていない人が非常に多い。
まずは、自分の読むスピードを落としてください。
読みながら「完全に理解できるところまでゆっくり」です。
もちろんここは個人差が生まれます。
けれども「完全に理解できるところまでゆっくり」というのは変わりません。
はい。ここで当然の反論。
(´Д`):「先生!今のやり方でもテストで時間が足りないんですよ!速く読む方法を教えてください!」
うんうん。じゃあ、速く読んだときのことを思い出してみてください。結局何度も同じところを読み直していませんか?読み直しても分からなくて、最後は選択肢を見てそれっぽいのを選んで終わりになっているでしょう。
一番速いのはゆっくり一回で解く、これです。実際には部分的に読み直すことはあると思いますが、それでも十分間に合います。
文章というのは単文とは違って、一文目をきちんと読んで二文目を読むと非常に読みやすいのですが、一文目が読めていない状態で二文目を読んだとしても、そもそも筆者が一文目を理解してくれているものと想定して二文目を書いているために、分かりにくくなります。最悪の場合全く意味が分かりません。
そこで最初は特にゆっくり丁寧に読む必要があります。そして一文目、二文目、三文目、と進んでいくうちに、それまでの情報がヒントになって蓄積していくので、どんどん読みやすくなっていくわけです。つまり進むにつれて少しずつですがスピードもアップしていくことになります。
だからゆっくりでも間に合うし、しっかりと読めることで得点にもつながります。