ブログ
それ故に…
6/25(火)多摩センター教室のブログ
こんにちは、みなさん。
4年間ほど「Wonder Core」を出勤前に続けている、多摩センター教室の佐々木です。
腹筋は、割れるほどではないものの鍛えられましたし・・・
毎日腰を伸ばしているので、腰痛がなくなりましたね。
閑話休題。
今日は長い文になってしまいますが、よろしければ、お付き合いいただけますか?
先日の休日、重松清さんの「まゆみのマーチ」という本に収録されている
『また次の春へ ―おまじない―』
という作品を読み返しました。
ときどき無性に読み返したくなる短編なんです。
慶應SFCの過去問を解いているときに初めて接し・・・
抜粋ではなく、すべてを読みたいと思い、購入した作品。
感情が揺さぶられたんですよね、過去問を読んで解いていた瞬間に。
たまに、過去問を解いていると、そんな説明文・問題文に出会い、すべてを読みたくなって、本を買うことがときどきあります。
それは重松さんが、東日本大震災に際し、「印税をすべて’あしなが育英会’に寄付する」目的で書いた短編でした。
内容については、ネタバレになりますゆえ、記しませんが・・・
もしよろしければ、本屋さんなりAmazonなり図書館なりで、手に取っていただければ。
そして、以前、以下のことについては、リニューアル前の志學舎ブログで記したことがあるのですが・・・
私は青森の八戸出身で、父が転勤族でしたので、山形の酒田→岩手の盛岡→福島の福島→宮城の仙台と移り住みました。
どこも思い出だらけです。
そして2011年3月11日。大震災。
当時の実家は仙台。震度7。
2日ほど連絡が取れませんでしたが、両親は無事でした。
ありがたいことでした。
しかし、沿岸部には津波。
両親との旅行、修学旅行、友人との旅行・・・
いろいろな思い出がつまった街々が、あのようになってしまいました。
あのときは悩みました。
「このまま東京に居て良いのか?現地に行くべきなのではないか?」
でも結局、現地には行きませんでした。
こう思ったからです。
『自分はありがたいことに、教育の場で仕事をさせてもらっている』
『もし自分が、現在お預かりしている生徒さんや、今後お預かりする生徒さんに本気で接し・・・』
『知識は当然として、将来 社会で活躍するための考え方や習慣 をも身につけるサポートができたら・・・』
『将来、復興活動で、直接活躍してくれる人が出てきてくれるかもしれない』
『一方で、志學舎卒塾生が、たとえ直接的に復興に関わらない仕事についたとしても、将来社会で活躍してくれたら・・・』
『日本の社会を元気にしてくれることになるわけだから、まわりまわって、間接的に復興に貢献してくれるに違いない』
そういうふうに考えるようになりました。
ですから、東京に残りました。
今日はやけに長い文になってしまいましたね(苦笑)
ま、ササキは、今後も
「塞翁が馬」
「神は細部に宿る」
を座故の名に、Positiveに生きていきます!