高校部(東進)
4枚カード問題
こんにちは!東進日野豊田校の松田です。梅雨も明け、本格的に夏が到来してきましたね。
皆さんは「4枚カード問題」をご存知でしょうか。
とりあえず問題を紹介しましょう。
4枚のカードがあり、それぞれ片面にはアルファベットが、もう片面には数字が書かれている。
[A] [F] [4] [7]
今[A],[F],[4],[7]が見えている状態である。このとき、「片面が母音ならば、そのカードのもう一方の面は偶数でなければならない」というルールが成立しているかどうかを確かめたい。このとき一番無駄ないこのルールの成立の確認(調べるカードの数最小)には、どのカードを調べればよいか。
皆さん一度頭の中でチャレンジしてみてください。(答えは載せません)
結構な数の人が間違える問題ですが、これを日常的なテーマに変換すると急激に正答率が上がります。
人が飲み物を飲んでいる。
[ビール] [烏龍茶] [28才] [17才]
「アルコール飲料を飲んでいるならば、20才以上でなければならない」というルールが成立しているかどうかを確かめたい。このとき。誰を調べればよいか。
上の二つの問題は、全く同じことを言っていますね。これなら簡単に分かるでしょう。
ところで、この問題で大事なのは、正解できたかではなく、人の解答の傾向です。
このように考えていくことで、4枚カードという簡単な事柄から、人間の思考について理解を深めていくことができます。興味を持った方は、調べてみてはいかがでしょうか。