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新たな地図記号
6/26(水)多摩センター教室のブログ
こんにちは、みなさん。多摩センター教室の佐々木です。
さて、たまにはアカデミックな話を(^^;
今年から、↓このような‘新しい地図記号’が加わったことを、みなさんご存知ですか?
「自然災害伝承碑」です。
国土交通省の国土地理院(=地図を作っているお役所)のホームページにも詳しく紹介されていますが…
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/denshouhi.html
私たちの祖先は、数百年も昔から、津波や洪水などの災害の被害にあうと「碑」をたて、そこに「災害の様子」や「災害からの教訓」を刻み込みました。
しかし現代の私たちは、その‘ありがたい碑’があることを忘れてしまっていることが多い。
非常にもったいない。
そこで今年から、先人たちの教訓を忘れずに、そして役立てるために、この地図記号が作られたわけです。
国土地理院のホームページに行けば、上の画像なような、「私たちの住んでいる地域のどこに‘自然災害伝承碑’があるのか」が確かめれれますので…
ぜひ一度、のぞいてみてくださいね^^
ちなみに、自分のふるさと 岩手のとある港町に、
「大地震のときは、ここまで逃げてこい!津波がここまで来たぞ!」(←本当は、こんな乱暴な言い方ではありませんが^^;)
という内容が刻まれた碑があるのですが…
実際、2011.3.11の際には、その碑のところまで津波が押し寄せたそうです。
やはり、
「先達 あらまほしきことなり」(徒然草五十二段)(「徒然草」仁和寺にある法師・吉田兼好)
ですね!