ブログ
小峠さん
7/2(火)多摩センター教室のブログ
こんにちは、みなさん。
「映画」も趣味にしている、多摩センター教室の佐々木です。
(そのうち、語ります ^^;)
さて、みなさん、芸人の「小峠さん」は知っていますか?
私は結構彼が好きです(^^
そして彼を見ると、必ず思い出すことが二つあります。
一つ目は、「小峠さんって、正岡子規に似ているなー」ということと…
二つ目は、
「峠(とうげ)という字の‘音読み’」
です。
ここで「?」が浮かんだ人は、大正解です。
そう、「峠」という字には…
「音読みはない」んです!
みなさんが習ったことがあるように…
音読み=中国から伝わった漢字の読み方(中国語としての漢字の発音に基づく読み方)
訓読み=日本にもともと存在していた読み方を漢字にあてはめたもの
ですね。
そして、実は「峠」は「国字」と呼ばれる漢字で、日本で作られた文字。
実は昔、中国から伝わってきたわけではなく、日本でできた漢字。
だから音読みは存在しないわけです。
でも、私の教え子たちの中では、音読みがあるんです(笑い話・冗談ですが^^;)
数年前のある日、小5受験科の授業で、峠には音読みがないことについて楽しげに語っていたところ…
ある男の子が、
「峠の音読み、思いついた!」
と、いきなり、叫び、さらにこう叫んだんです。
「サンジョウゲ!」
文字にすると、あまり面白さが伝わらないかもしれませんが…
そのときの教室内、私も生徒も大爆笑でした^^
峠を、パーツに分解すると…
山=(訓)やま(音)サン
上=(訓)うえ(音)ジョウ
下=(訓)した(音)ゲ
ですからね。
まさか、パーツに分解し、そこから音読みを作り出すとは…
頭の柔らかい、元気はつらつな、発想豊かな少年でしたね^^
それ以来、毎年、音読み・訓読みを勉強する週になると、サンジョウゲの話をします。
ですので、私の歴代の教え子たちは、本当は峠に音読みがないことを知りつつも…
「音読みはある!」「サンジョウゲ!」と言いたくなってしまうんです。
良いのか悪いのか…(苦笑)