高校部(東進)
高1生の皆さんへ(数学が出来るようになる第1歩)②
こんにちは、東進日野校の坂井です。最近は家から外に出るときに雨が降っていないために傘を持たずに出かけて、帰りに濡れねずみになることが多すぎて友人に怒られてしまい、反省しました。しかし昨日も傘を忘れ、雨に降られました。悲しいです。
さて、前回は因数分解が大事だということを書きましたが、今回は「グラフを描くこと」がとても重要だという話をします。
グラフを描くことの何がいいかというと、
「漠然と式を眺めているだけでは分からない最大値・最小値や値域など、さまざまな情報を視覚的に、そして一瞬にして把握できるようになる」
これに尽きると思います。
日野校でも2次関数が難しいと言って質問に来る生徒さんがいますが、一緒にグラフを描いて説明してみると、「完全に理解したo(○`ω´○)9」という顔で教室に戻っていきます。
数学では「いかに怠けるかを考える」ことが大事だと思っています。
因数分解をするのは、次数を下げ、項を減らし、計算量を減らして楽をするため。
グラフを描くのは、視覚的にあらゆる情報を瞬時に得て議論を簡潔に、そして分かりやすく済ませるためです。
ただし、「楽をすることを考える」とは、決して「ただ闇雲に書くことを減らすこと」ではありません。
あくまでも必要な議論の質はそのままに、量を減らすことです。
このことを取り違えなければ数学に対する理解はぐっと深まるでしょう。
皆さん、横着せずにグラフを描くようにしましょうね。
では、今回の定期テストも、これからのあらゆるテストも頑張ってください。