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合格最低点に潜むワナ
9/4(水)多摩センター教室のブログ
こんにちは、みなさん。
新教室への引っ越しで、腕にすり傷や打ち身をたくさん作ってしまった、多摩センター教室の佐々木です。
あんまり痛くはないんですが…
生徒さんたちに「こんなに傷や打ち身ができたよー」と見せると、けっこう引かれてしまっています(^^;
さて本題に。
この時期になると、毎年、「先生!過去問に載っている‘合格最低点’を突破で来たよ!」と報告しに来る生徒が増えてきます(^^
いやー、合格最低点を越すと嬉しいですよね!
そりゃー、突破できないよりできるほうが、よっぽど良い。
しかし、合格最低点を突破できたとしても、それが‘ギリギリ突破’の場合は、逆に気を引き締めなおしたほうが良い、と思います。
なぜなら…
たいてい過去問は、普段から慣れ親しんでいる「自宅」や「塾」という環境で解くことが多いからです。
慣れている環境では、変なことに気を遣い、煩わされることはありませんから、実力を100%出しやすい。
しかし入試本番は、ほとんどの場合が
①初めて足を踏み入れる校舎・教室
②周りにいる人たちもまったく知らない人ばかり
③それにやたらピリピリした雰囲気になっている
といった感じで、まったくといって‘不慣れな環境’の可能性が高い。
ということは…
「人間、不慣れな環境で実力を100%出し切ることはなかなかに難しい。80%くらいしか出せないことが多い」という感じですから…
「普段、実力を100%出し切っても合格最低点ギリギリの人が、入試本番の不慣れな環境で合格最低点を超せる可能性は、かなり低い」
ということになります。
ですので、合格最低点をギリギリ突破できたとしても、逆に気を引き締めなおしたほうが良い。
「普段、慣れた環境では、合格最低点を‘ぶっちぎる’くらいの良い点数を取れるようにしておかないと… 入試本番、80%くらいしか実力が出せない環境で、合格最低点を超すことは難しいだろう」ということです。
皆さん、過去問演習をする際には、合格最低点を超すだけで満足しないよう、気をつけてくださいね!