高校部(東進)
「受験は団体戦 or 個人戦」、私見
お久しぶりです、東進日野校の坂井です。本日はお日柄もよく・・・(以下略)
月曜担当だったはずでは?というツッコミはご勘弁くださいませm(_ _)m
夏休み期間中、東進日野校では「夏期講習期間」となっておりまして、普段なら平日は14時開校22時閉校、そして休日は10時開校19時半閉校なのですが、夏期講習期間では毎日9時に開校し、平日は22時に、休日は19時半に閉校していました。
学校の授業がない分、東進に来て集中して勉強できる環境だったというわけです。
そして、日野校では朝に「スタッフからのためになるお話」をする時間を少々設けていました。
今日は私が受験生の生徒の皆さんにお話したことを書きたいと思います。
巷では「受験は団体戦」だとよく言われます。しかし、果たしてそうでしょうか。
私は、「受験は個人競技の側面が強いもの」だと思っています。
8月には第1志望の大学の過去問に触れて演習を始めるのが理想の季節ですが、多くの大学では、入試における合格最低点が発表されているので、その合格最低点を分析してみましょう。
大学入試の問題レベルというのは毎年均一なレベルになることを目標に作られています(GMARCHが突然、東大京大レベルの難問ばかりを並べ立ててくることは考えにくいですよね?)
そして受験者の学力レベルも、平均化すれば毎年同じくらいになると予想されます。
であれば、6年前からの合格最低点が220、210、225、230、215、220と推移している大学があったとしましょう。この推移を見て、「245点取れたならどの年も合格しているし、今年も合格できる可能性が非常に高い」ということに気がついて欲しいのです。
つまり「今までのデータを鑑みて絶対合格できる点数ライン」を自分で発見し、「自分の得意不得意も考慮した科目ごとの目標点」を定め、それを達成するべく勉強を進めていけば合格できます。周りの出来を気にする必要もありません。だってその点数が「絶対合格できる点数」なのですから。極端な話をすれば、全科目満点は「絶対合格できる点数」です。そういうことです。
なので、「周りはみんな僕・私より勉強している」「みんなに追いつかなきゃ」などと考える必要は全くありません。自分の出来る限りの力を出し、絶対合格ラインに向けて勉強するのみです。
こう考えると、受験とは「己との戦い」、ひいてはひたすら自分を高みに引き上げる「個人競技」の側面が強いと言えたのではないでしょうか。
とはいっても、これはあくまで私の考え方であり、受験に対する考え方は人それぞれです。
でも、周りのことが気になって仕方が無いという人は、私の考え方も参考にしてみてください。気を紛らわされる理由が無くなっていくはずです。