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ミュシャをモシャス!
時間を見つけてチマチマ作戦…。
こんにちは、高幡の土井です。
9月の終わりに渋谷のBunkamuraミュージアムに突入して、ミュシャ展を見てきました。
(アルフォンス・ミュシャ 1860-1939 チェコ)
人があまりにも多すぎて、絵を観に来ているのか、人を見に来ているのかがわからないような盛況ぶりでした。前売り券を嬉々として買って行ったのですが、この展示は地方も巡回するそうな。
無理して渋谷に出ないでそっちに行けばよかったと少し後悔。
都内に住んでいると、さまざまな展示に行きやすいという便利さはあるものの、人酔いします。
実はミュシャの絵とはもう十数年のおつきあいなのです。
中学生の頃、ミュシャの絵がデザインされた缶コーヒーが出たのに衝撃を受け、飲めもしないコーヒーをお小遣いでひとつずつ買って、コツコツ図柄を集めた思い出があります。
お子様舌の中学生にはコーヒーはしんどかったけど、必死に集めて夢中になって模写しまくりました。
日野市の中学が合唱祭シーズンでしたが、合唱コンのポスターにミュシャの『四芸術:舞踏』(真ん中らへんの、金魚の美しいヒレのような、薄紅のやつです)を模写したのも良い思い出。
部活の顧問だった先生が「綺麗だからもらっておこう」ということで差し上げたのですが、未だに持っておられるんでしょうかね。
日本でも毎年のように数回ミュシャの展示があり、それなりに足を運んでいたのでミュシャの絵はほぼ観た・知っているというつもりでしたが、今回の展示は完成品ではない練習絵なんかもあったりして面白かった。
「崖に咲くヒース」…非常に良い。これはもう一回ゆっくり鑑賞したい。
ジャポニズムの影響あり、という時代ですが、北斎漫画のような絵は観る価値が高かった。
文化の伝播とか、日本も西洋もお互いに刺激を受けているというのが分かる、美しい展示でした。
地方を巡回してくれるようなので、京都か松本あたりの展示を狙いに行こうかなぁ……。