ブログ
日本地図ぬりぬり
こんにちは、志學舎南大沢教室の小林です。
季節もすっかり移り変わり、寒いと感じる日も増えてきましたね。
この時期には非常に体調を崩しやすいので、体調管理を心がけましょう。
体調管理も受験勉強の一貫です。
さて、話は全く違う方向に移ります。
といっても少し変わった話になるのですが・・
皆さん、頭の中に色で塗り分けられた日本地図を思い浮かべてみてください。
こんな図が思い浮かびましたかね?
おそらく地図に塗られている色の数って5~6色だと思います。
世界地図に関しては7色くらい使っているものもあるみたいですね。
でもこの地図みたいに4色で塗られている地図もあります。
すると世界の頭のいい人たちの間では一つの疑問が生じます。
「地図を塗り分けるのに必要な最小限の色の数っていくつだろう?」
答えを率直に言ってしまうと、4色あればどんな地図も塗り分けることが出来ます。
実はこの問題「映画ガリレオ~容疑者Xの献身~」にもほんの少しだけ登場しています。
そこで福山雅治演じる湯川教授はこの問題の証明を見て、
「この証明は実に美しくない」
といっていました。
当時は証明が美しくないという発言の意味がわからなかったのですが、後々調べてみると言っている意味が少しわかったような気がします。
というのも、この証明は人間が数式などを用いて示したのではなく、コンピューターを用いたのです。方法はどんな地図がきてもコンピューターが4色で塗り分けるという力技そのものです。とにかく総当りで色を塗っていくと、どの地図も塗り分けることが可能ということが証明されたのです。
確かに、証明としては何通りも書き出しているわけですから、スマートとは言えないかも知れませんね。
今も世界の数学者たちはこの問題を、数式を使って証明できないかと苦戦しているようです。
証明にも色々な方法があるのですね。
本当に地図が4色で塗れるのかを気になった方は是非白地図に塗り絵をしてみてください!