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なにが大切で、何がそうではないのか。いくつも比較できる。
11/26(火)の多摩センター教室のブログ
こんにちは、みなさん。多摩センター教室の佐々木です。
そういえば、家のアルバムを整理していたら、下のような写真が出てきました。
1997年に撮影したヘールボップ彗星。けっこうきれいに撮れていますよね(^_^)
ここ20年来、あんな大きな彗星にはお目にかかっていないなぁ。飛んでこないかなぁ(`_`)
ところで、この前の日曜、小6受験科の入試完成講座(←多摩センター・若葉台・南大沢教室の合同授業)で国語の授業をしていたとき、「価値観」という言葉がでてきました。
この言葉は、日常的によく見かける言葉ですよね。
「価値観が似ていて、一緒にいると気を遣わず、楽しいので、結婚することにしました!」なんて、芸能人の結婚会見などを見ていてもよく出てくる言葉。
(逆に離婚のときには、「価値観の相違」なんて言葉が(^^; )
入試で出てくる文章にもたくさん、何度も何度も出てくる言葉ですね(^_^)
ということで、「やっぱり確認しておかなきゃなぁ」ということで…
大丈夫かなぁと思いつつ、生徒さんたちに「価値観って言葉の意味、わかる?」と聞いてみたわけですが…
はっきりと具体的に説明できる生徒さんはほとんどいなかったですね(苦笑)
さらに日曜には「相対的」という“よく見かける言葉”も出てきたので、あわせて聞いてみましたが…
やはり、具体的に意味を説明できる生徒さんは少数。
でも、日常的によく出てきて、よく使う言葉って、そんなものですよね。
言葉って、文章の前後関係(=文脈)や、「だいたい、こんな雰囲気のときに使うよね」という“流れ”と関連付けて覚えていますから…
いきなり、具体的に意味を説明してって言われても、うまく説明できないことが多い。
大人だってそうですから、ましてお子さんたちだと、そうなりますよね(^^;
しかし、文章をよりしっかり読みこなしていきたいのであれば…
「なんとなくわかっているようでいて、実は意味をしっかり説明できない言葉」は、そのつど辞書などで意味を確認していくべきです。
特に、授業や過去問演習で読んだ文章は、「意味をぼやーっと把握している言葉」などを、電子辞書や携帯などの調べやすいツールを使っても全然OKなので、どんどん調べながら読み返すべきです。
そう復習していけば、語彙力も増えていき、文章が読みやすくなっていく。
「神は細部に宿る(God is in the details.)」です。
一つひとつの言葉をていねいに扱っていく人ほど、しっかり文章が読めるようになっていくと思います。
ちなみに、わたし的には、噛み砕いて、
【 価値観 】= 何が大切で、何がそうではないかについての、一人ひとりの考え方
【 相対的 】=いくつもあり、それらを比較できる状態。
と説明しています。