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講習初日!
12/26(木)の多摩センター教室のブログ
こんにちは、みなさん。多摩センター教室の佐々木です(^_^)
さて今日から冬期講習スタート!
みんな、頑張ってくれています!
さて、またまた本のお話を。
最近読み終えたのは、「風姿花伝」の解説。
室町時代に能を大成した観阿弥・世阿弥父子。 子の「世阿弥」が記したのが風姿花伝。
存在は、当然、日本史を本格的に習った中学時代から知っていたわけですが・・・
先日のNHKの”歴史ヒストリア”が世阿弥回で、それを見ていたら、とても興味をひかれたんですね😃
そこで、この本を読むこととなったわけです。
はい、この付箋の数❗
これを見ていただいても、私が数多く「なるほど❗」と思いながら読んだのがおわかりいただけるかと😁
特に琴線に触れたのは、「初心忘るべからず」でしたね😆
この言葉は現代でもよく使われる言葉ですが、実は世阿弥が書で述べた言葉。
世阿弥は、初心という言葉を「若い頃の、最初の志」に限ってはいません。
若いときの初心
青年期の初心
中年期の初心
老年期の初心 などなど
人生の中にいくつも初心がある。
それらを忘るべからず、というのです。
たとえば、老いて後の初心。
年を取り、体が動かなくなり、声も出にくくなる。この壁をどう乗り越えていくか?
ここに初心がある。
老いてこそふさわしい芸があるから、それに挑むべきだ。それが「老年期の初心だ」というわけです。
その年齢年齢で、壁が出現する。
その壁に、いかに工夫をして挑んでいくのか。
人生のその時々で、いかに精進し、工夫していくか。
初心を持ち続け、工夫して行った人のみが「老木に残る花」を得られる。
それが初心だ、と。
なかなかに味わい深い😉 いろいろと考えさせられます。
他にもいろいろと琴線に触れたところがあるのですが・・・
長くなるので、今日はこの辺までで(笑)
今度、人生初の能を観に行こうと思う、、ササキでした。
追伸:
GINZA SIX の地下に、能の「観世能楽堂」(※) があるんだそうで行ってみたいですね😆
※正式には「二十五世観世左近記念観世能楽堂」です。