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所有と共有の狭間
1/16(木)の多摩センター教室のブログ
こんにちは、みなさん。多摩センター教室の佐々木です(^_^)
今日も、今週末に第一志望校の入試を控えた女の子が、午後も早くから勉強に来ています(^_^)
頑張れ、みんな!
ところで、先日も記しましたが、最近読んでいた本はこちら↓
やはり私たちはの仕事は、若い生徒さんたちにいろいろとお伝えすること。
「将来の世界・地球について考え、行動していくのが大人としての責務」
「もしかしたら、私たちがお子様たちに伝える言葉が、お子様たちになにかの“きっかけ”となるかもしれない」
などと考えると、いろいろと情報は更新しておかなきゃ、となるわけです(^_^)
(普段は、家と塾を往復しているだけの日々ですから、なおさら自分から情報を求めないといけないですよね(^^;)
そして、やはり私の頭の中のデータは古かった。
たとえば、2050年までに、ナイジェリアの人口が世界第4位の4億人にもなり、経済成長率もトップになることを、私は知らなかった・・・
社会を教える身としては、失格に等しいですね😅
それよりも衝撃だったのが、SpotifyやNetflix、そしてAmazonプライムなどのシェアリングサービスが果たす(だろう)役割について。
私には、単に「安く、どこでも使える」というメリットにしか見えていなかったのですが・・・
それが「従来の資本主義を揺さぶり、人々の意識もろとも変化させていく可能性が高い存在」である、とは。
資本主義は「物の所有」の概念によって根底から支えられたシステムですし、それが貧富の差を生み出す根源。
それを見抜いたマルクスらは、「私的所有権」を否定する共産主義などを掲げ、革命などを通じて資本主義を克服しようとし(そして失敗し)たわけですが・・・
現代のシェアリングサービスは、“所有”から「共有」へと、人々の意識を転換させ・・・
所有にこだわらず、また共有にも抵抗感のない世代を生み出し・・・
それが、所有を前提とした資本主義社会を変化させ、共有型の社会を導くかもしれない。
そんなことは、考えてもみませんでしたね。
マルクスたちには想像もできなかった方法で、所有の概念が薄められていくかもしれない。
そんなこんなで、やはり読書📖👓は、別の位相へと導いてくれる。
そんなことを感じさせてくれる本でした。やっぱり読書って、良いものですね✨