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ヘミングウェイ
1/29(水)の多摩センター教室のブログ
こんにちは、みなさん。多摩センター教室の佐々木です(^_^)
現在は、2/1の中学受験にむけ、小6生たちが毎日自習に来ています。
直前期なので、小6生は通常授業はなし。そのかわりに、ガンガン問題集や過去問を解き、私たちスタッフに質問しに来る。
そのサイクルをどんどんまわし、最後の最後まで実力をUpさせるべく、生徒も親御さんも私たちスタッフ陣も頑張っているところです!
ところで、現在読んでいる本は、「ヘミングウェイで学ぶ英文法」。
(ヘミングウェイ(アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ)についてはこちらをご覧ください)
まずは ①ヘミングウェイの短編を日本語で読み、
その後 ②その短編を英語でも読み、
そして最後に ③文法や“微妙なニュアンスの取り方”を解説をしてくれている部分を読む、という構成。
いやー、やはり英文が挟まっている分、日本語Onlyの本を読むより時間がかかります(^_^;
でもヘミングウェイの文章は“簡潔”で、余計なことを書かないスタイルなので・・・
大概は、中学レベルの文法力があれば(単語は調べなければいけないにせよ)読めてしまう(^_^)
もし高校1・2年レベルの文法まで知っていれば、ほぼ100%大丈夫!
とはいっても、英文で物語を読むのに慣れていないと、微妙なニュアンスは読み取れないので・・・
((例) I will kill her. だと、「彼女を殺すつもりだ」と“意志”が入り、“気持ちの瞬間的な盛り上がり”が表現されているが・・・ I am going to kill her.だと、気持ちは込められておらず、「計画されている“彼女を殺すこと”を、計画通りに実行する予定だ」というニュアンスになる など)
この本は、そのニュアンスの違いの読み取り方をていねいに教えてくれる。
そこが読んでいて「へーぇっ!」となり、楽しいところですね(^_^)
そして、簡潔で無駄な表現を省いている文体ということは、「読みやすい」というだけでなく、「読者にかなりの“想像の余地”を与えてくれる」という効果もあるので・・・
読んだ後、いろいろと考えさせられますね、ヘミングウェイは(^_^;
で、まだ読んでいる途中ですが、読んでいて「へぇ~!」となったのが、文法の解説部分で出てきたこの文章。
That boy said that that that that that girl used in that sentence was wrong.
という文。
この文は決してふざけてthatを連打しているわけではなく・・・ thatがもっている「たくさんの役割・用法・意味」をこめた文。
一つひとつのthatの使い方がわかると、「へぇ~!」となりますよ(^_^)
(That boy said that that “that” that that girl used in that sentence was wrong . とすると、ちょっとわかりやすくなるかも。)
ではその詳細は、明日にご説明することに。