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疑問を持つこと
こんにちは!西八王子教室英語担当の太田です。
先日千葉までドライブをしたのですが、そのときに通ったのが神奈川県川崎市と千葉県木更津市をつなぐ東京湾アクアラインです。
全長約15キロメートルもあるアクアラインですが、いままで私自身が疑問に思っていたことがありました。それは海底にトンネルを掘るときにどのようにして水の浸入を防いだのかということです。
トンネルを掘る間は、掘り進めた部分から防水処理を行うことによって防ぐことができるだろうと思っていましたが、最終的なトンネル同士の接続をどのようにして行うのかが疑問でした。
アクアラインには海ほたるというパーキングエリアがあるのですが、そこの「うみめがね」というアクアラインの作られ方を紹介するシアターに答えがありました。
完成したアクアラインには全体を通して左右二本のトンネルがあり、工事は以下の図のように風の塔(川崎人工塔)から木更津方面と川崎方面に二本ずつ、そして木更津と川崎から風の塔に向かって二本ずつ掘るように行われました。
そして、それぞれのトンネルがやがて近づいてきて接合になるのですが、この時に通常ならばトンネル同士の継ぎ目から水漏れが発生します。これを防ぐために何を行ったかというと、なんと接合するトンネルの周りを氷で固めて水の侵入を防いだそうです。
もっと複雑な工法が用いられていたと思っていた私ですが、このような単純な手法(実際は多大な苦労があったことは想像できますが)で水漏れを防いでいたことに驚きました。
このような発見を通して、普段私たちが利用しているものが一体どのように作られたのかに疑問に持ち、答えを調べることの楽しさを少し学んだ気がします。