高校部(東進)
ブラッドダイヤモンド
東進日野豊田校の岩本です。
先日「ブラッドダイヤモンド」という映画を観ました。
まったく予備知識なく映画を観るのも映画鑑賞における一つの醍醐味ですが
今回も予告映像やあらすじなどを見ずに鑑賞しました。
あらすじとしては、1999年アフリカのシエラレオネ共和国が
舞台で、ブラッドダイヤモンド(紛争ダイヤモンド)をめぐり
様々なドラマが繰り広げられる、というものです。
この映画を観るまで紛争ダイヤモンドというものの存在を知らなかったので私にとってはかなり衝撃的な内容でした。
紛争ダイヤモンドというのは、そこから得られた利益によって紛争の資金源となっているダイヤモンドのことです。
そして、その紛争には兵士として洗脳され戦っているたくさんの子ども兵がいること。
劇中には、母親と引き離され、小さな体で大きな銃を使って人を撃たされるシーンがありますが
目を覆いたくなるほど悲しく、涙なしでは見ることはできません。
そのシエラレオネで起こった内戦がきっかけとなり、今は「キンバリープロセス」という
紛争ダイヤモンドの輸入を禁止する法案が作られましたが、それも完璧とは言いづらいと思いますし
それで紛争をなくすことは難しいでしょう。
映画を観て感じたのは、アフリカでの(すべての国に当てはまるわけではないと思いますが)
過酷な暮らしはこれほどまでなのか、ということと、私にできるのは何かということです。
映画の最後には、「ダイヤを求める消費者がいる限り紛争ダイヤモンドはなくならない。
私たちにできることは何か考えるべきだ」といったメッセージが残されて終わります。
募金や、物資支援をすることはできますが、調べてみると、それも
困っている人たちに必ずしも全部いきわたっているわけではないみたいですし
それじゃあ、私にできることが果たしてあるのか?と疑問に思います。
調べていると、アフリカにある問題について書かれた著書がたくさん
出版されているので、まずはそれを読むことから始めようと思いました。
まだ観たことがない人にはぜひ一度見ていただきたいです。
Kinmerley Processのサイト
https://www.kimberleyprocess.com/