高校部(東進)
模試の得点3割から、1年で逆転合格への道
今日は東進南大沢校の松澤です。
皆さん外出自粛になられてからいかがお過ごしでしょうか。
今日は皆さんに大学受験の成功例をお伝えしたいと思います。
模試の得点が4月の時点で3割だった生徒が法政大学に合格しました。
この生徒の受験は学ぶことが多く皆さんも役立てると思いますそ。もそもこの生徒がなぜ法政大学に受かったかと言うと一言で申し上げると忍耐力ですね。
本当に我慢強かった。
冷静に考えてみてください。
模試の得点3割ですよ結構諦めませんか?でもね、本当に行きたい大学だったら諦められないですよね。そう、この生徒は第一志望校受かるために長い時間耐え忍びました。
まず最初に何で法政大学に行きたいのか。彼は法政大学でしか学べないことを見つけました、それが最初のきっかけです。
大学に行く目的が決まったので次の段階としては目標の設定です。
夏の模試までに7割をとるこれを目標にして頑張り始めました。3割から7割はとても過酷な戦いです。
特に英語の点数がひどかったので英語は毎日高速マスターをやり続けました。英単語を毎日10分どんな時でも10分はやる、これを貫きました。
5月に入る頃には毎日勉強は当たり前、部活が終わるとすぐ校舎に来て22時まで勉強していました 。
数学は公式の理解から物理も同様ですね。とにかく基礎に時間を割きました。
しかし、そう簡単に勉強はやはりうまくいきません。6月の模試で得点が下がりました。受験勉強を始めるとよくあり得ることで自分の持っている知識が増えた分、試験中に時間がかかってしまい、解き終わらない。
その結果模試の得点が下がってしまう。多くの生徒が志望校に受からないかなと考えてしまい、第一志望校を諦める時期でもあります。
でも実際のところそんな必要はなくて勉強をしているから起きてしまっていることだから気にする必要はありません。
その生徒も気にしませんでした。
「時間が足りなくなりました(笑)」とだけ言って、
なぜ足りなかったのか、どうしたら足りるのか、これが夏への課題だと考えとても前向きに取り組んでいました。
今思うとこういったメンタル面は合格に向けて大きかったからかもしれません。
そして夏休みに入りました英語数学物理を必死に演習しながら日々を過ごしていました。センター試験の過去問は夏休みのうち10年分しっかりとやり遂げ、得点もみるみる上がっていました。
しか、しそんな彼にも心が折れそうな瞬間がありました。
夏の模試です。7割を取ると掲げてきたもしですが数学物理は7割達成英語は5割、こんなに早い段階から英語に取り組んできたのになんで上がらないんだって焦っていました。
それは焦りますよね、すごい気持ちは分かります。いかに英語が点数が上がりにくい科目か。単純に単語は覚えただけでは点数は上がりません、文法覚えただけでも点数は上がりません。語学ですからね。
このブログを見てくださってる皆さんは早いうちから英語に是非取り組んで下さい。
さて話は戻ると9月に入り文化祭シーズンのこともあり、あまり勉強が順調に進まない時期がありました。英語から逃げてるフシも見受けられました。
ある日うちのスタッフがその生徒に質問をしました。
英語の得点を上げるためにはどうしたらいいと思う、
生徒は答えました。「もう分かりません 」
スタッフはもう一度聞きました今まで頑張ってきたこともう一回説明してもらってもいいかなって。
生徒は答えました。英単語は毎日やりました、英熟語も毎日行っています、毎日長文にも触れています、長文読解でもどこにスラッシュを入れたらいいか少しずつ分かるようになりました。
でも模試では点数が上がりません。スタッフがそうだよねすごい英語頑張ってるよねと。
スタッフは心の中でこの生徒は英語にすごい自信がないんじゃないかと思っていたそうですなので、そこまでの努力を認めてあげるとともに本人にも気づかせました。
他の友達に英語何をどれぐらいやっているか聞いたことある?
「いやないです」
「聞いてごらん」
何日か経ってからその生徒から「俺の方がめっちゃやってます(笑)」と返ってきました
スタッフもそうだよねすごい頑張ってるよと答えました。
この一件から少しずつ自信を持ち模試の最中も練習通りのものが発揮できるようになりました。
こういった受験勉強のように長期間の戦いはメンタルがものをいう面もあります。できる!やれる!と思って取り組むのか、いや無理そうだなと取り組むのかでは結果はまるで違います。
本当にびっくりするぐらい違います。そんなこと言われてもやる前から自信なんてないよと思うかもしれません。
じゃあどうやったら自信がつきますか?
例えば今まで自分がやってきたことを見返す、何か一つの事を頑張りきり結果を出すいろいろ方法は出てきそうです。
10月の申し出を受ける頃には数学物理を8割英語も7割を超えていました。
課題としては法政大学の過去問がまだ合格点を超えません。ただ本人はひたすら前向きには取り組んでいます。
12月ぐらいになるとだんだん合格点も超えていました。順調に仕上がっていました。そしてセンター試験入試2週間前は相当メンタルが不安定でした。
過去問の点数に一喜一憂してしまう日々、少し見ていて心配でした。
そしてセンター試験、数学ⅠAで回答欄をずらしたかもしれないと凹んで帰ってきました。事実は分かりません本人をずらしたかもしれないと思っているだけです。
ただね、後悔してもしょうがないんですが、なかなか脳裏から取れません。
一週間後に受けた抑えの大学でも慎重になりすぎて全部の問題が解き終わらず不合格となってしまいました。
なんとか自信を取り戻すために次受ける大学の過去問を15分短くして演習に取り組みました。当日どんなに慎重に行っても15分あれば大丈夫だろうと思ってもらうためです。
当日はなんとかギリギリとき終わったそうで安心して帰ってきました。法政大学入試の前にその大学は合格が出て、本人も一安心。
努力量はもちろんのことメンタルもしっかりと整いました。後はもう行くだけです、法政大学の入試をが終わって校舎に帰ってくるとやりきりましたの笑顔。
そして、見事合格!いわゆる逆転合格ですね!素晴らしい限りです。
この生徒から学ぶことは大学に行く目的がはっきりしていることその上で、目標をしっかりと立てていることこれがいかに大事かということを改めて学びました。
ただ逆に言うとそれだけなんですよね。
皆さん今時間があるかもしれません。
今一度自分の行きたい大学考えてみませんか。まだ行きたい大学がないよって人は探しませんか。
今できることを考えてみましょう。あなたはどんなことがしたいですか?