高校部(東進)
店長のおすすめ
こんにちは!東進若葉台校の石田です!
みなさんしっかり手洗いしていますか?
外から帰るたびに毎回手を洗うなんてメンドくさい…と思う気持ちをグッとこらえ、計画通り学習を進めていくためにも、手洗い・うがいは徹底して、予防をしていきたいものです。
さて、京都府宇治市にて、
人々にちょっとしたきっかけを与えて、消費者に行動を促す行動経済学の理論、“Nudge(ナッジ)”を新型コロナウイルスによる外出の自粛や、手洗い・消毒などを促す呼びかけに活用している
というニュースを見ました。
ナッジは、直訳すると、「ひじで優しく押したり、軽くつついたりする」という意味です。
それが転じて、ちょっとしたきっかけを与えて、消費者に行動を促すための方法として、行動経済学という分野で注目の研究対象となっています。
事例の一つが、この“イエローテープ作戦”。宇治市では、市役所を訪れた人が手を消毒するのを促すため、入り口から消毒液が設置された場所までの間に、黄色のテープで矢印を描いて誘導しています。このイエローテープによる誘導で、消毒液を使う人は10%程度増加したそうです。
もう一つが、トイレの壁にピンク色の紙に手書きで「となりの人は石鹸で手を洗っていますか」「石鹸手洗いが自分と次の人を守ります!」いうメッセージを書いて貼っています。
「手を洗いましょう」という直接的な呼びかけよりも、「周りが手を洗っている」という“行動”を示して呼びかけているのです。このことで、以前は2日に1回程度、液体せっけんを補充していたものが、今では半日に1回、補充が必要になっているそうです。
スーパーでよく見かける「店長のおススメ!」というポップを飾っておくことで、ついその商品を選んでしまうのも“ナッジ”です。
みなさんも、普段の生活の中で無意識のうちにひじで軽くつつかれているかもしれませんね。