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今から126年前、世界的パンデミックを防いだ日本人がいた。その人とは?
中世以降、ヨーロッパの人口を半減させる原因となった黒死病(ペスト)。6世紀ごろのヨーロッパでは約200年にわたって流行。その後14世紀に第2回目のパンデミックを引き起こし、その死者は1億人超に上るという。しかしその原因は誰にも分からず。
そんなペストが突如発生、1894年に香港で流行しはじめた。そして日清戦争開戦直前、その香港に日本から勇猛果敢に乗り込んで、到着(6月12日)してからたった2日でその原因である「ペスト菌」を発見(6月14日)、さらにその2日後には、それをネズミが媒介していることを突き止めた日本人がいた。
ヨーロッパの学者たちが5世紀以上も発見できなかったペスト菌をたった2日で発見、さらにネズミが媒介していることを突き止め、香港行政府にネズミ駆除を提言、その結果、ほんの数か月で香港のペスト禍が収束。世界的なパンデミックを防いだという。その人とは。。。
菌とウイルスの違いがあるとはいえ、今回の新型コロナウイルスの世界的パンデミックを収束させるような人類の英知の集結が一日も早く望まれる。
ヒント:この人物は、
①慶應義塾大学を創設した福沢諭吉の絶大な信頼を受け、のちに同大学の初代医学部長も務めた。
②昨年、2024年度に発行予定の新千円札の肖像画に選ばれた。