ブログ
目からビーム
こんにちは、豊田教室の土井です。
なかなか「いつもどおり」が戻ってこないですね。
今まで当たり前だったものがいかに貴重で、ありがたいものだったのかと噛みしめることが多いです。
はやく博物館や美術館…いや、せめて図書館だけでも、何の不自由もなく行けるようにならないものだろうかと、悶々しています。
昔読んだ小説の中で、
「きれいなものをたくさん見るのよ」
「そうすると、内面からきれいになれると思っているの」
みたいな感じのセリフがあったわけです、何の小説だったかなぁ、忘れてしまった。
そのセリフではないけれど、美しい文章や絵画や、素敵な音楽とか、そういうものをたくさん吸収していくのって大事だと思うのですよね。
で、今回みなさんに「あ、これ読んでほしいな」と思ったコラムがあったのでリンクを貼らせていただきます。
子どもの頃に出来なかったこと:森 絵都
(光村図書のホームページ)https://www.mitsumura-tosho.co.jp/webmaga/kodomo/detail01.html
作家の森絵都さん、入試でも扱われ、国語の教材にもよく出ています。
塾業界で働く人には『みかづき』はグッとくる内容の一冊になっています、マグロ定食を食べよう。
『カラフル』は外国でも映画化されていたはず…最後に頭を叩かれるシーンは涙腺崩壊。
透明感のある文体で、とても好きな作家さんの一人です。
学校もなく、塾も行けず、お出かけもしにくい中で、子どもと「長時間・濃厚な」関わりを持つ中で、ついつい「どうしてこれが出来ないの!」「なんでやらないの!」とイライラしてしまうこともあるんじゃないでしょうか。
森絵都さんのこの文章は、今悩みを抱えつつある子ども達にも、ちょっと疲れてきている大人達にも、響いてくれる文章なのではないかと思います。