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休校中、志學舎のオンライン授業に参加しているキミへ
今使ってる、あの「Zoom(ズーム)」って、すごいね。
誰があんなすごいツール、発明するんだろうね?
ネットで調べてみたよ。
(以下、ネットから引用)
Zoomが中国人の「発明」だということはご存じだろうか? Zoomには、一人の中国人のサクセスストーリーが秘められている。
■ シリコンバレーに赴くも英語下手で米国企業に採用されず
Zoomの創始者は、袁征(ユエン・ジェン)という中国人である。1970年、山東省の泰安市に生まれた。父親は、一介の鉱山の技術士。地元の山東鉱業学院(現在の山東科技大学)を卒業し、そこで修士号まで取った。
袁征は大学時代に、遠距離恋愛をしていた。昔の中国は交通が不便だったため、夏休みと冬休みにしか彼女と会えない。そこで「まるで彼女と一つ屋根の下にいるような通話はできないものか」と空想する日々だったという。その彼女とは後に結婚する。
1994年、袁征は日本へ出張した際、たまたまマイクロソフトの創始者ビル・ゲイツ氏の講演を聴く機会があった。その時、ゲイツ氏が「情報の高速道路」という概念を説いていて、その言葉に啓発された。そして「インターネットの首都」である米シリコンバレーで働きたいという夢を抱いた。
だがその後、何と8回にもわたって、アメリカ行きのビザをトライするが拒絶されてしまう。それでもめげずに、9回目にしてようやく、1997年にビザを取得。憧れのシリコンバレーに足を踏み入れた。
袁征は、ネット技術にはそこそこ自信があったが、英語が下手だった。そのため、シリコンバレーのアメリカ企業が、どこも雇ってくれない。そこで仕方なく、中国系の朱敏、徐郁清夫妻が現地で興したWebEx(網訊)という小さな会社に就職した。ビデオ会議のソフトを扱う会社で、まだ社員は十数人しかいなかった。
以後、袁征はWebExの若手社員として、懸命に働く。いつしか一介のエンジニアからエンジニア長、そして副社長にまで上り詰めた。
そんな中、2007年に、世界最大のコンピュータ・ネットワーク機器会社Ciscoが、WebExを買収した。袁征はCiscoのエンジニア部門の副社長に収まり、800人以上の部下を抱える大企業の幹部となった。
だが4年後、袁征とCiscoの経営陣が、正面衝突する。袁征は、映像と音声のレベルが飛躍的に向上するいまこそ、ビデオ会議の部門に大規模な投資をすべきだと説いた。だが経営陣は、逆にビデオ会議は将来性がないとして、規模を縮小させることにしたのだ。
こうして2011年、41歳の袁征は、Ciscoを辞職。自らの思うところを求めて、Zoomを創立したのだった。
■ 後発Zoomはいかにして伸し上がったか
袁征CEOは、主に中国国内の若手エンジニアたちを集めて、2012年8月に、Zoomの初版を世に問うた。
Zoomが取った戦略は、「とにかく使いやすくする」というものだった。初心者でもすぐに参加できるようにし、合わせて映像と音声の質も向上させた。
まもなく、地元のスタンフォード大学が、教育用にZoomを採用したいと言ってきた。それを突破口にして、全米の200校以上と契約を結んでいった。
こうして、初版発表から1年あまりが過ぎた2013年9月、個人ユーザー300万人、企業ユーザー4500社を突破した。
2014年、袁征は戦略の転換を図った。今後バージョンアップさせていくと、個人ユーザーと企業ユーザーの用途が異なってくる。そのため、より企業ユーザー向けのビデオ会議に特化していくことにしたのである。
同年8月、企業ユーザーは3万社を超えた。2015年には教育向けにも進化させ、企業ユーザーは20万社を突破した。
2016年7月、どこにいようがスマホで会議に参加できるシステムを充実させたところ、企業ユーザーが45万社まで増えた。
2017年に発表した第4版では、FacebookやYouTubeとの共有を可能にした。これにより企業ユーザーが70万社、教育機関が6900校を超えた。
■ コロナで市場が混乱する中でも上昇
そして2020年を迎えた。周知のように世界中がコロナウイルスの災禍に見舞われる。そんな中、まるで鮭(さけ)の川登りのように、ほとんど唯一、急上昇しているのが、Zoomなのである。
世界のユーザー数も、3月には一日当たり2億人を突破。日本でも、いまやその会社も大学も、テレワークをZoomに頼っている。
あまりの急成長ぶりに、問題も浮上した。個人のプライバシーが漏洩しているという指摘を受けたのだ。袁征CEOは、4月1日に謝罪し、「向こう3カ月は新規機能の開発を中止し、問題の解決に当たる」と発表した。
すでにアメリカ国籍を取っていて、Eric S.Yuan(エリック・S・ユアン)というアメリカ人になっている。彼のようなチャイニーズ・ドリームとアメリカン・ドリームの掛け合わせのような存在が注目されるのは、興味深いことだ。
時代の要請に合ったものを作った、すごい人だね。これからますますこのようなオンラインツールは発展していくだろうね。
志學舎もウカウカしてられないね。塾の学習で、いい使い方を考えたら、ぜひ教えてください。