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夏にやるべき国語の勉強とは…?
こんにちは、志學舎南大沢教室の松田です。
だんだんと暑くなってきて、少しずつ夏の近付きを感じる季節になりました。
夏休みもあり、夏の到来を喜んでいる人もいるでしょう。
そして受験生にとっては、夏こそ頑張り時!夏休みは高校受験勉強のなかで、1・2年の復習や基礎を固める時間をしっかりとれる最後のチャンスです。
しかし、夏が頑張り時だというのは分かってるけど実際何をどう頑張ればいいのか分からない…という人も多いと思います。
なので、夏にやるべきことを科目別に紹介していきたいと思います。
今回は国語についてです!
国語は特に何から手をつけていいか分からず、後回しにしてしまう人も多いのではないかと思います。しかし、国語は全ての教科の礎であり、国語力はコミュニケーション能力へも結びつき、受験だけでなくその後の生活でも様々な場面で影響してきます。
国語はセンスだと思ってる人もいるかもしれませんが、解法や読み方などを身につけて、パターンを覚え、演習を繰り返すことで、国語の点数は確実にアップします。そして、国語は積み重ねの学習です。まとめてやるのではなく、毎日時間をとってコツコツやりましょう。
では、具体的には何をすべきなのでしょうか。
まず、漢字に関しては軽んじる人もいるのですが、覚えてさえいれば確実に点が取れるボーナス問題と捉えて下さい。都立入試でも毎年20点分は出題されます。入試において20点は非常に大きいので確実に抑えたいところです。
高校入試用の漢字問題集を一冊用意し、夏休み中にそれを最低でも一周はします。そして間違えた問題は目印を付けるか、リストアップし、復習を繰り返しましょう。復習のやり方に関しては、前回のブログを参考にすると良いです。
文法や語句に関しても、参考書を用意して同じように勉強すると良いです。
そして文章題ですが、現代文が苦手な人は一日一題、それが難しくても最低週三題は文章題を解きましょう。何より大切なのは解きっぱなしにしないこと。解き終わったら答え合わせはもちろん、必ず解説も読み、コツや解き方のポイントを身につけましょう。
古文漢文には苦手意識を持っている人も多いかと思います。まずは慣れるために何度も声に出しながら読んでみましょう。また、主語が省略されていることが多いので、主語を補いながら読みとっていきましょう。それでもストーリーがよく分からない場合は、解く前に現代語訳を読み、改めて現代語訳を意識しながら本文を読み込むと良いです。
私の場合、国語を勉強する時は、ただ問題を解くだけではなく、長文問題を解き終わった後にその文章を要約するようにしていました。要約することで、その文章におけるポイントを整理することができ、読解力が身につくのはもちろん、記述力も身につくので積極的に行うといいと思います。要約したものは、学校の先生でも塾の先生でもいいので誰かにきちんと添削してもらうとより良いでしょう。また、ただ読むのではなく、重要だと思ったところに線を引いていくのも大事です。私はよく逆接に注目するように言われてました。というのも、説明的文章では、一般論や事実描写・筆者と対立する意見などを先に述べ、それを逆接で否定する形で自分の論を展開する書き方が非常に多く存在するからです。つまり、逆接の後には筆者の主張、その文書において重要なことが書いてある場合が多いのです。
他にも、言い換えの接続詞(つまり、要するに、すなわちetc…)や、理由説明や順接の接続詞(なぜなら、だからetc…)の後にも注目するとより文章を読み解くことが出来ます。
その結果、私が高校入試の際全教科の中で一番高い点数を取れたのは国語でした。
国語はセンスだと思い込み、苦手意識を持っている人も多いかもしれませんが、実際は演習をしっかりとこなせば読み方や解法が身につき、他の教科と同様に確実に点数を伸ばすことができる教科です。また、これはどの教科にも言えることですが、問題を解きっぱなしにしない事が重要です。必ず復習を行う事で着実に力が身に付きます。
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