コラム
本との出会い 国語の教科書は名著の「お試し読み」
志學舎本部の岩田です。今回は子供のころの本との出会いのお話。
小学校のころ、学校の時間割に「図書の時間」というのがあって、図書館で本を借りて読む、というような時間がありました。何を読んだらいいか思案した挙句、思いついたのが、国語の教科書で読んだお話の作者の本を読むこと。そして読み進むうちに興味がわいてきて、初めて親に買ってもらったのが、椋鳩十(むく はとじゅう)さんの本でした。
その多くは山村に住む少年と動物とのお話で、少年ばかりでなく動物たちの思いも伝わってくるような「動物文学」といわれるもの。生き生きとした動物の描写ばかりでなく、日本の野山の美しい自然も描かれていて、また挿絵もすてきで、(絵本ではなく)活字の本を1冊読むことができると、
それからは、時のたつのも忘れて夢中になって本を読む楽しさを知ったのを記憶しています。
現代風に言えば、国語の教科書にあった椋鳩十さんの文章を「お試し読み」して、興味を持って本を買って読み進めたらすっかりファンになってしまった、といったところ。
これが私と本との出会いでした。本は今でも捨てられずに取ってあります。あなたが初めて読んだ本は何ですか?
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