コラム
ブログアーカイブ②「高校生の夏休み」
2013年8月2日のブログだよ。7年前。
今年2020年は、コロナ禍による長期休校のため、2学期の行事が縮小されるかもしれませんが、自分に当てはまる人は、ぜひ参考にしてください。
高校生、とくに都立高生の夏休みは、9月に実施される体育祭や文化祭の準備に追われて(命をかけて?)大忙し。あれほどまでに準備に時間を費やさなくても、と周りは思ってしまうが、やっている本人たちは、妥協したくない。そして、やる気が一番高い人間がスタンダード(基準)になってしまい、「これくらいにしようよ」、という発言・行動はマイナス発言となってしまい、絶対に口にすることはできない。結果、夏休みのほとんどの時間をこの青春の1ページに費やすこととなってしまい、「まだなんとかなるか」と考えてしまう勉強は、後回しにされてしまう。
受験にかかわる人間、受験を多く経験している人間、つまり東進の校長やスタッフから見ると、「何考えてんの!? 高校生の、とくに高3の夏休みの勉強は“緊急事項”だよ。今やらないといけないんだよ。今でしょ! 時間が長い準備=(イコール)いい準備、じゃないだろう! 両立できる方法があるだろう。体育祭、文化祭の準備も大切だけど、一番大切なものがこんな状況でいいの!?」と吠(ほ)えてしまう。
さすがに、高3生ともなると、この夏休み、ほとんど勉強しないで学校に入り浸りになってしまうと、「ちょっとヤバいかな?」という意識が頭をもたげ、複数日続けて受講を休むなんてことはないが、いかんせん他の受験生に比べて圧倒的に勉強時間の絶対量が不足してしまう。「このままじゃいかん!」とわかってはいるものの、クラスの圧倒的多数の動きに流されてしまう。
「じゃあ、いったいどうすりゃいいの!?」
こりゃやっぱ、“いきすぎ”“やりすぎ”を回避するために、周りからの力を必要とするのでは。プロ野球でさえ、全チームのキャンプ解禁日を2月1日に決めて、それ以前の全体練習を禁止している。
一部の突っ走る行動を規制する良識が軽んじられるようならば、規則を作るしか方法はない。よってここに提案。
「都立高校の2学期初旬に実施される文化祭や体育祭のための準備は、8月20日を解禁日とし、この日以降に学校内外での準備活動を認める。19日以前にこの活動を実施した場合は、該当クラスの当該行事への参加を認めず、責任者は懲役3年以下の刑に処す。」
さあ、どうする。ここまで書かれたら、だまっちゃいられない!?
そお、そうなんです。ここで、「はい、そうします。」と言ったら、活力ある高校生とは言えない。周りに自分たちの行動を決めてもらう、規制してもらうなんて、いちばん避けたいこと。
よって、結論。高3生、とくに都立の高3生にとって、受験勉強と文化祭・体育祭の準備は車の両輪。二つともきちんと動かさないと前に進まない。自分で片方がうまく回転していないと気付いたら、解決方法を探さないといけない。気付いていながら時の流れに身をまかせている高3生は、この冬、大“後悔”の海原(うなばら)へ。
だからこうしてほしい。解決方法は、綿密な計画・目標と強い意志(実行する力)! 前者は校長・スタッフにすぐに相談すぐに立案、後者は周りへの宣言・告知。決めたことを掲示して、やりぬく意志を周りに伝える!
夏休みも残すところ1ヶ月。なんとまだ1ヶ月もある!人生で最も思い出深い有意義な夏休みになることを祈っています。両輪をきちんと回して、最高の青春の1ページに!
※2013年8月2日のブログです。
今年2020年は、コロナ禍による長期休校のため、2学期の行事が縮小されるかもしれませんが、自分に当てはまる人は、ぜひ参考にしてください。
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