コラム
志學舎保護者会④ ~教育誌から~
◇面談などでよく親子の会話が話題になります。その会話を思い出してみると、子どものやる気を奪っているものも多くありました。たとえば、こんな表現が会話の中でなされています。
例1)
A 君 :これどうするんだっけ?
お母さん:何度も同じことを言わせないでよ!こうするんでしょ!
例2)
お母さん:宿題やったの?何で言われなきゃ出来ないのよ!
A 君 :えっ?!忘れてただけだよ。
例3)
お母さん:いつになったらあなたは、自分で出来るようになるのよ!
例4)
お母さん:テーブルのものを何で片付けないのよ!捨てちゃうわよ!
例5)
お母さん:今度こんな失敗したらお母さん、許さないからね!
◇こういう言葉は、子どもたちの小さなプライドをくじいているのです。ついつい、お母さんの感情的な表現が、子どもたちの存在や価値観を傷つけています。お母さんに考えてほしいのは、子どもたちを動かすものは、お母さんやお父さんや周りの人の愛情なのです。その端的な表現が、言葉なのです。そのことを忘れないようにして欲しいのです。
日常的に子どもに発する言葉で、多い表現は何でしょうか。そのことをリストアップしてみてください。そして、それらの言葉が、子どものやる気を引き出すために有効なものなのかどうかを考えて欲しいのです。
◇人間は、恐怖政治よりは、民主政治を望んでいるはずです。自主的で勇気があって、自律的な子どもを育てるために、どういう促しの言葉が大切なのかを考えてみてください。自分の表現リストに子どものやる気を引き出す言葉を加えていってください。
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