コラム
「オヤジにもぶたれたことないのに!」体育館での思い出
こんにちは。志學舎本部の岩田です。今日は小学校時代のお話。
小学5年生のころだったか、学校の運動会で使う大きな段ボール箱を教室から体育館に運び入れようと生徒数名で持ち上げて運んでいると、体育館に着く直前に突風が吹いて運んでいた箱が飛ばされ、運悪く泥水の水たまりに落ちてしまった。
すぐに拾って汚れをふき取らなければいけなかったが、面倒くさく、また、その時、体育館では、先生たちがバレーボールの練習をしていて、普段は見られない先生たちの姿を見に行きたくて、落とした箱を放置してわれわれは体育館に行ってしまった。体育館内では、若い男の先生たちがジャンピングサーブをビシバシ決めていて、「わあ、すげー」としばし見入っていた。
「お前ら、そこに並べっ!」突然、大きな怒声が。落とした箱を放置して何もしなかったわれわれに向かって、それを見かねた隣のクラスの男の先生が怒ったのだ。
不承不承に言われた通り1列に並ぶと、次の瞬間。
バチン、バチン、バチン、バチン。
ドラマ「スクールウォーズ」の1場面を彷彿とさせるような光景が。
先生は横1列に並んだわれわれの頬を次々と平手打ちしたのだ。
「オヤジにもぶたれたことないのに!」機動戦士ガンダムのアムロ・レイのセリフではないが、内心、ふてくされた。しかし、自分たちに非があることは分かっていた。自分たちが落として泥で汚れてしまった箱は、そのあと、女子たちがきれいにふき取って体育館まで運んでくれていたのだ。本来であれば自分たちがやらなければいけないのに。しかも、女子たちがやってくれたことに気づかず、お礼も言わずに。
体罰は絶対にいけないことですが、人としてやってはいけないことを身をもって教えてくれる大人の存在。もちろんそのあと先生を恨んだりすることはありませんでした。
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