コラム
志學舎保護者会⑤ ~教育誌から~
今回は、夏休みの生活のリズムと勉強のリズムについて書きたいと思います。色々な調査が示すように、朝食を食べる児童・生徒の方が、朝食を食べない児童・生徒より成績が上位にあるのは、なぜなのでしょうか。
それは、1日の生活のリズムがあるからなのです。1日のリズムをしっかり守ることが、実は、やるべきことをやる生活習慣になるからです。反復性があるものは、決まりになりやすいのです。ですから、夏休みも学校があるときと同じように生活のリズムを崩さないようにした方が良いのです。
夏休みの1日の時間割を7月中に決めることが良いと思います。多少の時間割の変動は仕方がありませんから、起床から就寝までの時間割を決めてください。たとえば、朝7時に起床、朝食は7時30分。9時までリラックスタイム。9時から9時50分まで△△。10分休憩して、10時から10時50分まで○○。10分休憩して、11時から11時50分まで□□。12時から13時まで昼食。こんな風に子どもと一緒に決めてください。ここで、インターバルを50分にしたのは、高校入試の制限時間を考えてのことです。
出来るだけ1時間単位か50分単位にして、細切れに何をやるのかを決めていけばよいのです。その時に、遊びの時間と空白の時間を確保しておくことも必要です。勉強だけの時間割では魅力がありませんから。そして、連続で同じことをやるときも、休憩を必ず入れることです。制限時間を意識してやることです。
それは、1日をリズミカルにこなしていくことが大切だからです。そのためのある単位(60分とか50分)を基にして時間割を作るのです。一定のリズムで、一日を過ごすようなものを作ってください。くれぐれも、勉強時間を最大限に確保しようなどと、この際思わないことです。
それよりは、勉強時間と遊びの時間・自由時間とメリハリを持って時間割を作り、その時間割の実行を目指したほうが良いと思います。内容の実行を目指すよりも、時間割の実行を目指してください。時間を区切って一定のリズムで、何かをやるということを目指してください。
夏休みに生活のリズムを作れたら、9月から勉強のリズムも少しずつ出来てくるようになります。ある種の習慣化につながるからです。この夏休みは、生活のリズムに気を配りましょう。その方が、勉強に対して、積極的になる近道かもしれないので。
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