コラム
志學舎保護者会⑥ ~教育誌から~
◆人間の思考を決定するのは、言葉です。私たちは、言葉を使って思考をします。ですから、子どもたちの言語能力をどうしても高めなくてはいけません。そのために、私たち親は、子どもに対して、様々なことを質問してみることです。
お母さん:「今日のこのテレビドラマ、何が一体言いたかったことなのかしら?」
A 君 :「え~・・・。」
お母さん:「登場人物のあの意地の悪い人は、主人公になんであんなにひどいことをするのかしら?」
A 君 :「そんなことないよ!あの人、案外良い人だよ。」
お母さん:「そう?お母さんは、何か意地が悪いなって感じたけど。A君は、どんなところで、
あの人が良い人だって感じたの?」
A 君 :「主人公が悲しんでる時に、手を差し伸べて、慰めていたでしょ。そこのところ。
何だ、案外良い人なんだって思ったよ。」
お母さん:「そう。そこか!」
◇どうでしょうか。こんな会話でいいのです。子どもと同じ題材で、話をすることを多くし、いろいろな質問を子どもにしてください。子どもに質問をすれば、子どもは、言葉を整理して答えようとするものです。ここに、論理的な思考の芽生えがあるのです。
◇一方的にお母さんだけが話しをしたり、お父さんだけが話をしたりするのではなく、子どもにいっぱい話をさせてください。そのために、いっぱい子どもに質問してください。なぜ?なぜ?なぜ?とお母さん、お父さんが、子どもに聞くことです。また、子どもからのなぜ?なぜ?にしっかり答えて、君だったらどう思う?なんて質問もしてみてください。
夏休みは、子どもといっしょにいる時間が多くなります。
いっしょにいる時間が多くなると、子どもの悪い点ばかりが気になります。
子どもの悪い点ばかりが気になると、ついつい注意・文句が多くなります。
注意・文句が多くなると、子どものやる気がなくなります。
テレビ、新聞を材料にして、いっぱい質問をしてあげてください。
志學舎の生徒は、ますます元気で笑顔になります。
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