コラム
「無駄話」
コロナ感染防止のため、オンライン授業を求めるご家庭も多い。
学校や塾の先生に知ってもらいたい記事があったので、引用するね。
動物コミュニケーションの専門家である岡ノ谷一夫教授(東京大学・生物心理学)によると、コミュニケーションは「内容の伝達」と「意図の伝達」からなりますが、動物の世界では「意図の伝達」がほとんどだそうです。動物たちが鳴き声で交わす行為は、仲間であることの確認や資質の誇示である場合が多く、これが「意図の伝達」です。人間でいわゆる「無駄話」がこれにあたるそうで、相手に敵意はなく好意があるよ、と伝え合っているとのこと。
他方で、テレビ会議システムを利用する場合、「内容のみが伝えられ、意図が脱落するケースが多い」ことが、対面による話し合いとの差であるそうです。
そうすると、先ほどのホームルームがテレビ会議だったにもかかわらず、クラスがまとまったと感じられたのは、参加者が自由に「無駄話」をしたから、ということになるかも知れません。
東大の教授、自分たち動物のこと、よく分かっているね。
まさに我々のコミュニケーションは、「仲間であることの確認や資質の誇示」だね。
そして、注意しないといけないのが、塾の先生。
公式や理屈・理由の説明を力説するだけの「内容の伝達」に終始すると、オンラインでは学習効果が薄れるよ。
時には参加者全員による「無駄話」の時間も取って、仲間であることの確認をする「意図の伝達」も必要なのでは。
人間の子供たちは、我々動物と違って、精神構造がハイレベルだよ。より工夫して、志學舎のオンライン授業を効果的にしてよ!
期待しています。
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