コラム
夏休み、読書感想文を負担に思うキミへ
9月1日といえば、普通なら2学期のスタート。
毎年、夏休みの宿題を抱えて登校。
その中でも、一番思い出すのは、「読書感想文」!
今でも、夏休みの終盤になると、苦痛だったこの宿題を思い出します。
みんな苦手で苦痛に感じる感想文(作文)を、なぜ学校の先生は毎回宿題として出すのだろう?嫌がらせなのかな? 遊んでばかりいる子どもたちを机に向かわせることが目的なのかな?
こんなことを考えて、いやだなあ、いやだなあ、と思いながら本の最後にある解説のところから抜き出して、一応、かたちを整えていた記憶があります。
しかし、大人になってから気づきました。
感想文も含めて、文章を書くことは
①自分の考えのあいまいな部分が、はっきりしてくるな、
②自分の言葉で書いた文章は、ずっと忘れないな、
③相手に伝わる文章を書けることは、カッケーな、
ということです。
また、
テレビコマーシャル風に言ったら、
新聞折込みチラシ風に言ったら、
④究極の頭のトレーニング
です。
逆に
その人の文章には、その人の考え方や論理構成力(むずかしい?)が現れるので、
社会の様々な分野で人を選抜する時(入学試験や入社試験)、作文、論文、記述問題が使われています。
だから、作文(文章を書くこと)は、学生には大切なんだ、と分かりました。
そんな訳で、学生と呼ばれる間は、作文から逃れることはできない。
「じゃあ、上手く書けるようになりたい!」と思うけど、苦手なものは苦手、書けないものは書けない。
ここでアドバイス。
原稿用紙を前にすると、ビタッと鉛筆が止まってしまって、10分以上ボケっと過ごしてしまう人、
まずは、
①目の前に友達が居ると思い、
②その人に話すように書く
たとえば、
③「おれ、夏休み中にこの本読んだんだけど、すげー面白かった。どこが面白かったかというと、主人公が仲間とはずれて、愛犬といっしょに無人島を探検するところ。おれだったらできないけど、こいつ自分で料理したり……したりするんだよ。
あ、そうそう、言ってなかったけど、こいつ、前居たところで右足けがして、歩くのも大変だったんだよ。それなのに……なんだよ。」と、
思いつくままに、話し言葉を書いていく
そして、
④後から分かる範囲で、書き言葉に直していく
ことをやったら、十分。
時間がなかったら、③で終えて、提出するのもOK。
言いたいことは、
とにかく、書くことが大切。書いた量だけ頭が鍛(きた)えられます。
原稿用紙1枚分は、腹筋100回か、腕立て100回に匹敵(ひってき)します。(ホント!)
だから、作文の宿題が出たら、自分を鍛えてくれるいいチャンスをもらった、と考えて、必ず自分の言葉で文章を作って、書き上げよう。
将来、大きな力となって現れます。
がんばれ、志學舎の小中学生!
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