高校部(東進)
悪事に手を染め、足を洗う
こんにちは、東進みなみ野の間渕です。
今日は矛盾していそうな慣用句についての話です。
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間渕の言葉に関する記事は以下もご覧ください!
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普段使っている言葉の中には、
よく考えると「あれ?」となるようなことが多くありませんか?
この記事のタイトルになっている
「手を染める」と「足を洗う」
この2つの言葉を聞いたとき「ん?」となりませんでしたか?
なりますよね。
中学生のころ、これらの慣用句を聞いたときに
「手を染めたんだから洗うのは足じゃなくて手だろ!」
って心の中でツッコんだ記憶があります。
調べてみると同じ疑問をお持ちの方が割といらっしゃいました。
なかでも「ふむふむ!」と納得できたものを以下に引用しますね。
「足を洗う」は、「悪いことをやめる」という意味です。一方「手を染める」は、かつては「なにかをし始める」というニュートラルな使い方がされていたのですが、近年では「悪いことをし始める」というように限定的に使われる意識が強いようです。
(略)
「足を洗う」は、はだしで外を歩いたあと、建物の中に入るときに「足を洗う」ことから出てきたことばです。一説には、修行僧が汚れた足を洗い、俗世間の煩悩を洗い清めることに由来すると言われています。
一方「手を染める」のほうは、諸説ありますが、この「染める」は「初そめる」と同じ語源だという考えがあります。「はじめる」という意味で、現代でも「書き初め・お食い初め」などのことばに残っています。
NHK放送文化研究所webページ
(https://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/20161001_2.html)より引用
なるほど。
日本語として使われる言葉には、
ことわざ・慣用句・四字熟語などなど様々な由来からできた言葉が多くあります。
それらをたくさん知って、使いこなせるように勉強していきましょうね。
それでは。
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