高校部(東進)
諸説あり
こんにちは!
東進若葉台校の石田です!
さて、前回のブログにて、古代ローマ暦の名残で「月の語源」と「数え数字」が2つずつズレていることを解明しましたが、今回はそのルールが当てはまらない1月~8月までについてです。
【1月 January】
都市国家としての古代ローマの始原となる姿を築いた、門の神Janus(ヤヌス)が由来
【2月 February】
死者の慰霊を行う浄化と贖罪の祭典(2月に行われる) において、浄化の神Februus(フェブルウス)に由来。
【3月 March】
軍事と農耕という国家を支える二本の柱が同時に始動していく時期にその両方を司る神Mars(マルス)に由来。
【4月 April】
草花が芽吹く春の季節の菜園の美しさから、愛と美を司る女神Aphrodite (アフロディテ)に由来。
【5月 May】
秋の収穫期へと向けて大地の実りを願って生産活動が活発化していく時期において、大地の実りを司る豊穣の女神Maia(マイア)に由来。
【6月 June】
農作業が大変忙しくなる3~5月の3ヶ月間は結婚が禁止されており、結婚が解禁される6月において、結婚と出産を司る女神Juno (ユーノー)に由来。
【7月 July】
ローマ帝国の礎となる版図を築いた共和政末期のローマの将軍にして政治家でもあったJulius Caesar (ユリウス・カエサル)の名に由来。
【8月 August】
ローマの初代皇帝となったAugustus(アウグストゥス)※カエサルの姪の息子に由来。
1月から6月までは、ローマ神話における神々の名にちなんだ名前が付けられていたのに対して、
7月と8月は、ローマ帝国の礎を築いた偉大なる統治者たちの名前に由来していますね。
それもそのはず、この古代ローマ歴は「ユリウス暦」と言われ、7月に登場したユリウス・カエサルが自らの名を冠したローマにおける新たな暦法のあり方を制定したのです。
そのせいもあってか、8月はもともと30日までだったのが31日までになったという理由があるそうですが、それはまた次回詳しくお話します!