高校部(東進)
かわいそうなFebruary
こんにちは!
東進若葉台校の石田です!
さてさて、長期にわたって解明してきたカレンダーの秘密ですが、今回が最終回です。
本日のテーマは「各月の日数」です。
日数についてはかつて小学生のころから「どうしてだろう?」と思っていたことが2つあります。
【カレンダーの謎 その①】
~どうして2月だけ日数が少ないのか?~
前回のブログにて現在の形の暦を定めたのはローマの独裁官Julius Caesar (ユリウス・カエサル)であるとお話ししました。
そもそも、この「暦(こよみ)」というのは農耕のために作られたものなので、実は農作業をしない冬の間は暦というものがなく、現在の3月から始まって12月で終わっていたのです。
しかし、約60日もカレンダーのない期間があるのは不自然だということで、現在の1月・2月に相当する月が12月のうしろにくっつけられました。
その時の暦は奇数月が31日、偶数月が30日と定められました。
しかし、ここで2月が30日まであると1年が366日になってしまうため、最後の月である2月の日数を減らし、調節したとのことです。
【カレンダーの謎 その②】
~どうして7月&8月は31日が続くのか~
これまでローマ神話における神々の名にちなんだ名前が付けられた月々ですが、
8月はユリウス暦を定めたユリウス・カエサルの名にちなんでJulyと名がつけられました。
そのカエサルの後継者で初代ローマ皇帝となったアウグスタスも、カエサルがやったのと同じように自分の名前を月の名前に残したいと思い、8月生まれの彼はアウグスタスの名にちなんでAugustと改名。
が、ここで問題が!
8月は偶数月。「なんで俺様の月なのに日数が少ないんだ!」と、30日しかなかったことに腹を立て、8月も31日にしてしまいました。
しかし、ここで8月が31日まであると1年が366日になってしまうため、最後の月である2月の日数をさらに減らし、調節したとのことです。
普段何気なく身の回りになる不思議なことも、「えっ!?そんな理由!?」と調べてみると面白いものでがたくさんあります。
ぜひみなさんも不思議に思ったことは色々を調べてみてください!