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ジェネレーションギャップ?
こんにちは! 志學舎南大沢教室の館野です。
当然のことながら今の子供たちが生きている世の中と私たち大人が子供だった頃の世の中とでは、色々な面で全く違っていると言われています。日々の指導の中で感じたことをひとつご紹介します。
水は冷やすと氷になり体積が9%増えますが、大人世代でこれを実体験として承知していない方はおそらくほとんどいないでしょう。しかし今の子供たちにとっては、教科書で学習して会得する知識なのです。
その原因のひとつは便利な冷蔵庫。
昔はどの冷蔵庫にも製氷皿に水を入れて氷にしていたので、作ったことのある大人は、氷の表面が膨張していることを実体験で知っています。ところが今の冷蔵庫は、冷蔵庫の引き出しを開けるとなんと自動的にブロックアイスができているのです。大変便利なのですが、子供たちにとっては、身近な自然現象を体験する機会がひとつ減ってしまったということでもあります。
そのため指導するうえでは、当然知っているという前提に立たないことが大切だと思います。何度も指導している学習内容でも子供たちにとっては人生で初めての事柄です。子供たちと一緒に、ここで初めて知ったというように驚いて見せたりわくわくしたりを演出することも心掛けなければいけないことと思っています。