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暮らしの中の歴史
こんにちは。志學舎みなみ野教室の山村です。
まだまだ残暑が続きますが。だんだんと夜には虫の声が聞こえてくる季節になってきましたね。
“虫”といえば私は小学生の頃に「八王子を支えた産業」を学ぶために飼育していた 蚕(カイコ)を思い出します。
さて、蚕からは生糸が作られます。この生糸は明治時代に最大級の貿易港であった横浜港まで運ばれていたのですが、このルートで気が付くことがありませんか??
そう、何を隠そうこの道こそが現在のJR横浜線の元になっているのです。
この道をさらに北に行くと、八王子駅で八高線に乗り換えられますが、これも「絹の道」の延長戦なのです。
というのも、高崎は官営富岡製糸場のすぐ近くにあったからです。そこから運びだされた生糸を使って八王子で織物をして、それを横浜港まで運んで行った、というわけです。
このように、歴史は実は私たちの身近に潜んでいます。ただ漠然と言葉だけを覚えるのではなく、実生活とどのように結びついているのかも気にかけながら学習していけるといいですね。