高校部(東進)
政治学について①~イントロダクション~
こんにちは。東進衛星予備校西八王子南口校の中村です。
私は今、大学で主に政治学を学んでいます。
これから4回に分けて、私が大学で学んでいる「政治学」の内容を少し紹介したいと思います。皆さんが少しでも興味を持っていただければ幸いです。
~政治学とは~
皆さんは政治と聞くと何を思い浮かべますか?
「国会」、「内閣」、「総理大臣」、「選挙」…。このような言葉が浮かんできた人も多いでしょう。
政治学とは、社会の基礎となる制度や枠組みを研究する学問です。
皆さんが予想した通り、国会では法律を制定することで社会の秩序を保ったり、選挙を通して国の方向性を決めたりしていますよね。
こうした制度の研究を行うのが「政治学」といえます。
(そのほかにも、ロックやモンテスキュー、ルソーに代表されるような政治哲学や政治理論を研究するのもこの学問になります。)
~大学で学ぶ「政治学」~
こうした政治学。大学ではどのようなことが学ばれているのでしょうか。
今回を含め4回のブログを通して、私が二年次に学んだ「選挙制度の違い」をテーマにお伝えしていきたいと思います。
・衆議院で投票する投票用紙は何枚?
衆議院選挙に行ったことがある方、衆議院選挙では「二枚の投票用紙」に名前や政党名を書いたことを覚えていますか?
実は、これは衆議院の選挙制度が大きく関わっているんです。
衆議院の選挙制度は「小選挙区比例代表並立制」と呼ばれる制度を導入しており、その名の通り「小選挙区制」と「比例代表制」を同時にやっています。
先ほど二枚の投票用紙に記入するという話をしましたが、これはこの衆議院の選挙制度によるものなのです。
次回衆院選があったら、ぜひ投票用紙を確認してみてください。「小選挙区制」の投票用紙と「比例代表制」の投票用紙が分かれているはずです。
(実際は「最高裁判所裁判官の国民審査」もこの衆院選と同時に行われるので、投票所で投票する投票用紙は3枚になります。)
(画像左の投票用紙は小選挙区、右の投票用紙は比例代表。画像出典:時事通信)
ここまでの内容は「政治に興味がない私でも知ってるよ~」という内容だったかもしれません。
では、ここで質問。小選挙区制と比例代表制の違いは分かりますか??
次回のブログではまず小選挙区制について、第3回のブログでは比例代表制について書いていきたいと思います。
最終回は、衆議院の選挙制度のまとめや、問題点などを書いていく予定です!
ではまた次回お会いしましょう!