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模試って必要?
こんにちは、志學舎南大沢教室の松田です。
だいぶ涼しくなってきて過ごしやすい季節になってきました。
さて、またまた突然ですが皆さん、模試って必要だと思いますか?
大体の受験生は本番の試験までに何度か模試を受けると思います。
しかし、その模試の必要性について考えたことはあるでしょうか?
いまいち模試の必要性は分からないけどとりあえず学校や塾で言われたからなんとなく受けてたという人、ぶっちゃけ過去問解いてればいいんじゃない?と思っている人、中には、いい結果が出ないのが分かっているから受けたくない…という人もいるかもしれません。
しかし、本当に意味がないのであれば、学校や塾も模試を受けることを勧めませんし、模試はそもそも存在してないでしょう。
では、模試を受ける意味とは何なのでしょうか?
まず、模試を受ける意味として挙げらるのは、自身の弱点を知ったり、試験の形式や時間配分が確認できる点です。
自身の弱点を知るというのは、試験を受けてみて、自分の苦手を知り、今後の勉強に活かすことができるということです。模試を受けることで、自分でも気付かなかったような弱点に気付けたり、理解したつもりになっていた箇所が明確化できます。
また、試験というのは、ある程度形式が決まっていたり、制限時間があります。分かっていたのに時間が足りなくて解けなかったという経験をしたことがある人は多いでしょう。
しかし、本番ではそれは絶対避けなければなりません。そのためにも、形式を把握し、大問ごとにある程度時間配分を決めておく、というのが一般的です。
とはいっても、どの問題にどれくらい時間がかかるかは当然人によって得意不得意などで変わってきますから、自分で実際に解いて、自分に合った時間配分を決めておきましょう。
これらは分かりやすいですが、正直過去問を解くことでもできることです。
過去問を解くだけと模試を受けることで大きく違うのは、会場慣れや試験慣れ、ライバル達と比較して、現在自分はどの程度出来ているのかを知ることができる点にあります。
試験の最中、普段なら気にしないような小さな物音がすごく気になってしまって集中できない…なんて経験はありませんか?
隣の人のペンの音がすごく聞こえてしまって焦ってしまう人もいると思います。
さらに、本番の試験では実際に高校に行って知らない人達に囲まれて試験を受けるわけですから、当然それだけでも緊張します。
緊張してしまって、実力が発揮できなかった…ではあまりにももったいないです。
しかし、模試を受けてある程度試験の雰囲気というものに慣れておけば、何らかのアクシデントがあった場合にも柔軟に対応できるようになるでしょう。
学校や塾以外の慣れない会場で試験を受けることも経験しておくと尚いいでしょう。
また模試では、その模試を受けた人が何人いて、その中で自分はどの位置にいるのかの順位を知ることができます。志望校を記入していれば、全体順位だけでなく、その模試を受けた人の中で同じ高校を志望している人での順位も出ます。これにより、自分が今どれくらいできているのかを知ることができますし、競争意識も芽生えると思います。
私も受験の時は何度か模試を受けました。当然、自分の弱点を明確化して今後の勉強に活かすということもしましたが、私にとって大きかったのは試験慣れができたという点です。私はかなり人見知りで、慣れない場所に突然放り込まれるととても緊張してしまいます。しかし、模試で何度か慣れない場所で試験を受けたことで、模試の時は大変な思いもしましたが、本番では落ち着いて対処できました。
また、試験のために集中したい時はこちらのブログ(09/07「集中する方法」)も参考にしてみてください。自然の音を聞いたり糖分を補給するのは試験前や休憩時間のちょっとした時間にも実践できるのでオススメです。
模試を受ける意味を知った上で受けるのとそれを知らずに受けるのでは、模試の価値が大きく変わってきます。模試を受けるかどうか迷っていた人もぜひ模試を受けてみてください。
模試を受けるには決して安くはない受験料がかかります。せっかくお金を払って受験しているのですから、最大限活用しない手はないでしょう。