こんにちは。東進みなみ野校の鈴木です。
今回、私は初めてこのブログを書きます。はじめましてですね。なんだか緊張します。

はじめましてといえば、英語ではじめましては ”Nice to meet you.”と訳しますよね。小学生の頃から “I’m fine, thank you, and you?”とともに嫌になるほどこのフレーズを繰り返してきた記憶があります。

しかし海外の映画を見た際、こんなシーンがありました。

　１：３０～あたりです。

A：It’s good to see you .（お会いできてうれしいです）
B：We’ve never met before.　(私たちは一度もあったことがないよ)

ちょっと「ん？」と思いませんか？はじめて会った相手に対してこの言葉を言っても何も違和感はありませんよね。Bの答えが少しずれているように感じます。どうしてこのような受け答えになるのでしょうか。

基本的に meet は初めて会ったときに使い、 see は二回目以降に会ったときに使います。
つまり “It’s good to meet you.” は「(初めて会う相手に対して）お会いできてうれしいです」という訳になり、 “It’s good to see you.” は「また会えてうれしいです」という訳になるわけです。

このことがわかるとあの言葉の意味も変わって解釈できるようになりますよね。
先ほどの映画の大まかなあらすじは、一人の控えめな少年がある女の子を好きになり、自分を好きになってもらうためにタイムスリップを繰り返しながらアピールしていくというようなお話です。タイムスリップをした先で会ったので、少年にとっては一度会ったことがある、少女にとっては一度もあったことがないという状況が生まれてしまっているわけですね。

会えたことがうれしくて、つい「また会えてうれしいよ」と言ってしまっているの、とってもかわいくないですか？こんな話をしているうちにまた見たくなってきちゃいました。

こちらの映画、“About time” という作品です。おすすめのでぜひ見てみてください。