ブログ
リービッヒ冷却器
こんにちは、志學舎豊田教室の老沼です。
突然ですがリービッヒ冷却器というものをご存知でしょうか。
これを発明したリービッヒは臭素を発見した人としても知られています。実はリービッヒは植物の成長についても研究していて、リービッヒの最小量の法則という法則を残しています。
これは、植物の生元素の3つが与えられている場合、植物の成長は一番少なく与えられている元素に比例するというものです。
まず、植物の成長には窒素、リン酸、カリウムの三大栄養素が不可欠です。他にも炭素や水素、酸素、カルシウム、マグネシウム、硫黄、鉄が必要でこれらは植物の10元素と呼ばれたりします。このことは、どこかで学んだことがある人が多いのではないでしょうか。これらの窒素、リン酸、カリウムといった生元素の内、どれかが0ならば、他の二つが与えられても植物は成長しません。
似たような法則でブラックマンの最小量の法則というものがあります。光合成には光、温度、二酸化炭素といった要素が必要です。そしてその光合成の速度は必要なものの最低値に依存するものというものです。余談になりますが、光は人工の光でもよく赤や橙といった波長の長いものほど有効です。
この最小量の法則の話は、植物だけの話ではなく日常や勉強の場に応用できます。例えば、学力はその限定条件となっているものに左右されるのであり、より成績、レベルアップを望むのなら得意教科を勉強するよりも苦手教科を伸ばしたほうが良いのではないのかということです。苦手教科の限定条件を0にすることはどれほど他教科ができよようとも、成長が止まってしまうことが予想できるでしょう。
一見すると無用と思える、あるいは重要ではないと思っている微量な生元素の存在を忘れてはいけないということです。
要するに苦手教科を疎かにすることなかれということです。
志學舎 豊田教室 教室長 西尾宣昭
〒191-0062 東京都日野市多摩平1丁目2-1パークビル8F
TEL:042-585-3230 FAX:042-585-3231
Mail:sgs-toyoda@bz.03plala.or.jp
[公式]志學舎Youtubeチャンネルもよろしく!
☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=☆=