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みなさんは共感覚という言葉を知っていますか?
こんにちは、志學舎 多摩センター教室 の藤堂です。
普段は、小中学生の国語を中心に、みなさんとはお会いしていますね(^_^)
ところで、みなさんは “共感覚” という言葉を知っていますか?
共感覚というのは、「五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・臭覚)で何かを感じた時、通常感じる感覚とは“別に何かを感じる”」というものです。
例えば、文字を見た時に“色”も感じたり、音楽を聴いた時に“味”も感じたりなど・・・ その種類は150種類以上に及ぶ、と言われているそう。
その中でも最も多く語られるのは、「文字に色が付いて見える」というもの。これは共感覚を持つ多くの人が感じている感覚だからです。
ちなみに共感覚を持つ人同士でも感じ方は多種多様で、「1」が“赤”に見える人もいれば、“青”に見える人もいます。
例えば共感覚を持つ人は、人の名前を覚える時、色で覚えたりするそうです。
例えば、赤+青という組み合わせの人が二人いると、まったく違う名前でも、呼び間違えてしまうことがあるそうです。
全く違う二人であっても、「その人にとっては似ている」ということなのでしょうね。
また、文字に色を感じてしまう共感覚の人は、勉強する時にも「言葉を色で覚える」ことが多いそうです。
「赤の、なんだっけなー」 と、こんな風にテスト中に思い出すのだそう。
さて、これでは共感覚を持たない多くの人たちは共感覚を持つ人より暗記力が劣ってしまいそうです。
しかし安心してください。
記憶というものは思い出すための引き出しが多ければ多いほど呼び起こしやすく、そして定着しやすいものです。
例えば元明天皇についての知識が、
・奈良時代の最初に出てくる天皇
・平城京へ都を移した天皇
・女帝
という風に三つ覚えておくとしましょう。
すると、奈良時代という言葉に脳が反応したり、平城京という言葉に脳が反応して、元明天皇という記憶が呼び起こされます。
更に、元明天皇のことを忘れてしまった時に、一つの要素を思い出すだけで“数珠繋ぎ”に他の要素も思い出すことが出来たりするのです。
重要なのは、何かを覚える時には出来るだけ多くの要素と繋げて覚えるということですね。
さて、そんな意識を持って今日も一日がんばりましょう!
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志學舎 多摩センター教室 教室長 佐々木俊介
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