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欧州難民危機②
こんにちは、志學舎豊田教室の小西です。前回の記事は↓こちら。
今回は難民の保護についてです。前回の難民の定義からもわかる通り、難民には保護が必要です。では、どのように保護を行うのでしょうか。難民についてさまざまな支援を行うUNHCRですが、当然ながら領土を持っていません。
そのため、住む場所の提供などは、基本的に国家が行わなければならないのです。国家は難民申請をした人に対して審査を行い、その人が条約に見合う難民であると判断した場合、難民認定を行い、保護します。この審査は各国にゆだねられています。つまり、難民認定を多くする国と、あまりしない国が存在するのです。
日本は難民認定が少ない国の一つです。私は、この難民認定の審査が各国の裁量に任されていることに疑問を覚えています。
もちろん、各国の事情があり、難民受け入れが厳しい国もあるでしょう。日本は島国であり、難民の入国が厳しいという事情もあるでしょう。しかし、日本の様に、多くの正規移民(難民と区別するため、正規の手続きのもと入国した人として、正規移民としています)を受け入れているにもかかわらず、難民受け入れをあまりしていないのはどうなのでしょうか。
多くの場合、正規移民は職を求めてやってきます。一方難民はあらゆるものが不足しているために移動します。もう少し難民を受け入れてもよいのではないでしょうか。
次回は『難民とEU』というテーマのお話になります。
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志學舎 豊田教室 教室長 西尾宣昭
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