こんにちは。東進高幡不動校の中屋です。

 

前回告知したように、第一回は2011年第２問「海辺暮らし」を掘り下げます！

 

〜あらすじ〜
夫に先立たれたお治婆さんは娘夫婦の誘いを断り、一匹の猫(ルル)と干潟で駄菓子屋を営んでいますが、市の工業化を進めるため役所がお治さんに立ち退きを求めます。お治さんはうまくあしらいますが工場の汚染物質が体を蝕んでおり…

 

作者は芥川賞の受賞者である加藤幸子さん。作品が発表された当時は公害が大問題になっており、水俣病を思わせる描写が作中にいくつもありました。

 

問題に引用されたのは作品の最後の場面です。あの後お治さんとルルがどうなったかは本編にも書かれていません。なんともミステリアスな終わり方ですよね！

 

いかがでしたか？次回もこんな感じで紹介していきたいと思います！

短編集　全９編　「海辺暮らし」を含む

 

 

[公式]志學舎東進ＨＰ　校舎長メッセージを更新しました！

 

 

 

---