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「砂漠」がある都道府県、どーこだ
やだなぁみなさん、砂丘が有名だからって鳥取県じゃないですよ。
そういえば日本三大砂丘ってご存知ですか?
鳥取砂丘(鳥取県)と、九十九里浜(千葉県)と、中田島砂丘(静岡県)です。
※九十九里ではなく、吹上浜(鹿児島県)を挙げることもあるそうな…
いずれにせよ河口付近・海沿いの、流水と風と海が織りなす地形です。
写真は中田島砂丘(静岡県)
で、肝心の砂漠表記のある場所ですが、上記の県にはございません。
なんとびっくり東京都。
東京砂漠は嘘じゃなかった!
伊豆大島の三原山のふもとに広がる大島裏砂漠、ゴリッゴリの火山地形です。
こんにちは、豊田教室の土井です。
NHKのブラタモリ<https://www.nhk.jp/p/buratamori/ts/D8K46WY9MZ/>で伊豆大島が扱われました!
ヒュー!!!テンションが上がってしまいますな。
一度、伊豆大島は登場していたのですが、アンコ娘で終わってしまったので膝から崩れ落ちていたのです。
通称バームクーヘンと呼ばれる地層切断面や、海上にずもーんと突き出た筆島や、そもそもの三原山を扱わずに、一体どう伊豆大島を語るのか…!とショックを受けていたのですが、
まさかの二週に渡って伊豆大島の地形を扱っていただけるなんて…素敵です!
ありがとうございます!ありがとうございます!
その勢いで伊豆諸島全部扱ってほしい。
地層切断面のところでおそらく放送がカットされてしまったのであろう、火山学者の中村一明さんの名前が書かれたパネルが一瞬見えました。
中村一明さんに関連ある書籍として『火山とプレートテクトニクス』、『火山の話』が挙げられますが、どれも自分にとって大切な本です。
伊豆大島に興味を持たれた方は、岩波新書の『火山の話』の方が手にとりやすいと思います。
大学生だったころ、火山の研究をしている先生に一度だけ中村一明さんのことを聞いたことがありました。
「学会の途中で急に倒れられて驚いたよ。学閥に関係なく、誰にも優しい方だった」
1986年の伊豆大島の噴火を見届けた翌年に亡くなられてしまったのです。
お会いしてみたかったなぁ。
火山のかっこいいところ、好きなところ、難しいところ、色々な話を聞いてみたかった。
溶岩の流れがくっきりよ、かっこよすぎる。
ゴリゴリの火山地形を楽しめる島だし、火山博物館(あそこにある海底地形図がめちゃめちゃかっこいい)もあるし、飯うまいし酒うまいし牛乳うまいし名前のかっこいい温泉もあるので、ぜひ行ってみてほしいです。
多摩地域の住民は竹芝桟橋から船に乗るよりも、調布飛行場から行く方がアクセス良いですね。
伊豆大島観光協会HP<http://www.izu-oshima.or.jp/>
ジェット船ではなく、大型船の方に乗ると、ハーゲンダッツや冷凍食品の自動販売機があって面白い。
軽く船酔いをするわたしは、出航したてのうねりに対してハーゲンダッツを食してなだめていました。
「伊豆諸島は(太平洋にあるんだけど)もはや『日本海側』の気候なんだよなぁ」と、気候学の先生のぼやく声が今でも忘れられません…。
雪がものすごく重たかった、海上でしっかりと水分補給したんだろうなぁ。
わたしの記憶の中では、伊豆諸島はいつも不機嫌に天候が悪い。
島に行くと、たいてい台風か爆弾低気圧にぶち当たるんだよなぁ…呪われているのか。
(写真は八丈島の台風直撃…ざばーん)
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志學舎 豊田教室 教室長 西尾宣昭
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