コラム
志學舎保護者会⑫~教育誌から~
◇子どもの成長環境について、最近は色々な記事が出ていますが、志望校に合格するための住環境とか、親子関係などが取り上げられることが多く、子どもがどう成長してどんな大人になっていくかがテーマになっている記事はなかなか見ません。
◇今回は、家族の雰囲気について考えたいと思います。子どもの成長環境を考える時に、家族の雰囲気が重要なことはいうまでもありません。
家族の雰囲気を形成するのは、母親と父親の関係、親の人間観、親の価値観です。今回の記事を読んで、人間観や価値観を急に変えようとすることはありませんが、ちょっと意識して、家族の雰囲気について考え、ほんの少し雰囲気が変わるような行動をしていただければ幸いです。
◇家族の雰囲気で代表的なものは、開放的─閉鎖的・楽観的─悲観的・対等─服従・民主的─独裁的などです。開放的─閉鎖的とは、家族で話し合うか、話し合わないかということ。楽観的─悲観的とは、問題があった時の対処や受け止め方。対等─服従は、親子関係が対等で尊重し合っているのか、親が子どもを服従させようとしているのかということ。民主的─独裁的とは、家族みんなで決定するか親が勝手に決めてしまうかということ。
◇当然、子どもの成長環境を考えてみると、前者の方が好ましいのはお分かりだと思います。子どもが活き活きした大人に成長するためには、子どもが家族の中で尊重されていることが重要なことです。家族で何かを決める時に親と対等に話しが出来るとか、何か問題が起きた時に親が楽観的に受け止めて、子どもにアドバイスが出来るとか、そういう環境に子どもがいるということが、子どもにとっては自分が尊重されていると実感できるのです。つまり、子どものセルフ・エスティームが向上する条件になるのです。
◇家族の雰囲気の大半は親が作っているのです。どんな雰囲気なのかを振り返って、少しでも子どもの成長環境を良好なものにしていきたいものです。
うちの家族は、民主的─独裁的?
うちの家族は、楽観的─悲観的?
皆さんのうちは?
[お知らせ]2020年度第2回 全国統一小学生・中学生テスト受付中!
[BLOG]大学入試速報
[BLOG]2020大学入試を振り返るシリーズ
SNSで情報発信中!チャンネル登録、お気に入りに登録お願いします!