コラム
水本代表、志學舎を語る⑲
南大沢教室、内装一新直後の転機
こんにちは。志學舎代表の水本です。前回の続きから。
駅から少し離れた旧八王子南郵便局(現南大沢駅前郵便局)の近くにあった南大沢教室を1000万円ほどかけて内装を一新したわずか1か月後、ある情報が。
南大沢駅の近くに地上14階建ての「フレスコ南大沢」というオフィスビルが建設される予定で、八王子市役所や法務局も入るという。魅力的で立派なビルでしたが、駅前に位置していて賃料も高い。しかも、ついこの前にお金をかけてこれまで使ってきた教室の内装を新しくしたばかり。でも、この機を逃したら駅前という好立地を取れそうにない。どうすべきか。かなり悩みましたが、このチャンスを逃すまい、と、1か月前に教室の内装に使った大金には目をつむって、テナントに応募することに決めました。
しかし、当初は全く相手にされませんでした。ビル側は名の通った大手に貸したいという意向のようでした。それでも何とか貸してほしいと願い出ると、今度は、希望するフロアにはすでに別の塾の出店が決まっているので、同業者には貸せない、と。さらに何度か交渉を重ね、最後は、「学習塾ではなくて、キッズワールドという幼児向けの英語教室を出店するので貸してほしい」ということで何とか借りることができました。その幼児英語教室の隣に志學舎秀峰塾を併設する、という形でようやく塾の開校にこぎつけたのです。フレスコビルの開業が3月末に予定されている中、この話がまとまったのは1月頃。そこから突貫工事で何とか新年度開講にギリギリ間に合わせました。
こうして1996(平成8)年3月、フレスコビルの開業と同時に、南大沢教室をここに移転することができました。
<当時の広告。まだビルの写真がなく完成予想のイラストでした。>
市役所施設や法務局も入り、1階にはガードマンが常駐する立派なオフィスビルに初めて入ったときは、とても誇らしく、感慨もひとしおでした。
とはいえ、競合塾が同じビルにある中で、生き残りには恐怖感もありました。「何とか生徒を集めなければ」と、小学生向けの英語教室のフランチャイズであったチアリーのグリーンクラブを始めました。そして「よその塾を圧倒しよう」と英語のイベントを企画、その当時は珍しかった小学校のすぐ外で告知グッズの「校門配布」を徹底して行いました。すると3日間のイベントで何と600人くらいの小学生が集まり、ビルの1階で交通整理をしなくてはならないほど盛況に。そしてそれから一気に150人ほどの小学生が入塾したのです。これが起爆剤となって南大沢教室は勢いを増していきました。
さらにフレスコビルに移転して2年目に、当時日野教室の教室長だった積先生(現塾長)を南大沢教室の教室長に異動。積先生持ち前の明るさ・誠実さ・行動力で小中学部とも生徒数が増えていき、程なくして活気あふれる大きな教室になっていきました。あとの詳しいことは、積先生のブログで書いてもらうことにしましょう。
<当時のフレスコビルと南大沢教室の入り口>
<当時の南大沢教室内の様子>
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