ブログ
モンティホール問題
こんにちは!志學舎若葉台教室の山田です。
中学受験では、算数の確率の分野は押さえておきたい単元の一つです。
今回はその確率に関する「モンティホール問題」というものについて書いていきたいと思います。
モンティホール問題とは下のような問題です。
「プレーヤーの前に閉じた3つのドアがあって、1つのドアの後ろには景品の新車が、2つのドアの後ろには、はずれを意味するヤギがいる。プレーヤーは新車のドアを当てると新車がもらえる。プレーヤーが1つのドアを選択した後、司会のモンティが残りのドアのうちヤギがいるドアを開けてヤギを見せる。ここでプレーヤーは、最初に選んだドアを、残っている開けられていないドアに変更してもよいと言われる。ここでプレーヤーはドアを変更すべきだろうか?」
皆さんは、ドアを変更すべきだと思いますか?
これはアメリカのテレビ番組で行われたゲームなのですが、多くの人は下のように考えました。
「司会がハズレのドアを開けた時点で残った扉は二つであり,扉を変えても変えなくても正解の確率は1/2であるので扉を変えることによるメリットはない。」
一見、正しそうに見えますが残念ながらこれは間違った考え方です。
正しい考え方は下の通りです。
「挑戦者は扉を変えたほうがよい。扉を変えない場合,正解の確率は1/3であるが,扉を変えれば正解の確率は2/3になるからである。」
皆さんは正しい考え方が理解できましたか?
下の表が分かりやすいと思うので見てみてください。
ちなみに、この問題がアメリカのニュース雑誌「Parade」に回答付きで掲載されたところ、全米から「間違っている」という指摘が1万件以上も殺到し一連の議論に数学者まで参加し、ニューヨーク・タイムズなどの大手紙まで議論を掲載するという事態に発展したそうです。モンティホール問題は、こんなに大騒ぎになるくらい「直感で正しいと思える解答と論理的に正しい解答とが異なる問題」として有名です。
少し難しいかもしれませんが、直感で判断した問題が、実は論理的に考えれば答えが違う場合もあるということです。奥が深いですね…
皆さんも、様々な問題に触れ、論理的思考の幅を広げてみましょう!
以上、算数・数学大好き山田でした!
志學舎若葉台教室では、若葉台エリアに貢献できる塾として生徒一人ひ
とりに向き合い、生徒の自学自習の力を伸ばしていきます。 資料請求・説明会・体験授業のお問い合わせ・お申し込みは、メール・ 電話・HPからお願いいたします。 志學舎 若葉台教室 教室長 牧野瑞貴
〒206-0824 東京都稲城市若葉台2-4-4若葉台駅前KMビル3F [公式]志學舎Youtubeチャンネルもよろしく! |
2020年度 冬期講習 ☆進学個別アイウィル12/23スタート! ☆中学受験部・高校受験部12/25スタート! |
[BLOG]大学入試速報
[BLOG]2020大学入試を振り返るシリーズ
SNSで情報発信中!チャンネル登録、お気に入りに登録お願いします!
人気ブログランキング
↑クリックよろしく!
にほんブログ村
↑こちらもよろしく!