高校部(東進)
プロセス至上主義はマジで危ない
こんにちは。東進日野豊田校の倉田です。
唐突な話ですが、小学生のときから今に至るまでずっと感じていたことがあります。
「全く同じ内容の学習を行っても生徒によって現れる成果はかなり異なる。」
という事です。
これは当たり前のことかもしれませんが、この理由を考察し、より良い学習をするにあたって教育はどうあるべきかについて意見を述べます。
さて、「全く同じ内容」を学習しているのにも関わらず、成果や成績には大きな差が生まれる原因は、主に次の二つに大分できるのではないかと思います。
それは「要領が良いか悪いか」と「考えているか、考えていないか」だと思います。
前者についてはそれまでの学習経験やワーキングメモリに差があるために要領の良さに差が生まれると考えられますが、ただ遺伝子の差などだけでは学習能力にそこまで差があるのは説明がつかないと思います。
僕はこの学習能力に差が生まれてしまう主要因は「考えて勉強しているか、考えずに勉強しているか」にあると確信しています。例えば「ノートに漢字ドリルの漢字を10回書いてくる」といった宿題が小学校では出されますが、同じ、「漢字を覚えようと考え10回書いてきた生徒」も、「ただ課題として与えられているので10回書いてきたが学習内容は頭に入っていない生徒」も同様に「宿題をやってきた偉い子」として評価されます。
こういった教育の形態こそが日本の若者の学力における深刻な乖離を生んでいるのではないでしょうか。そのノートを見るだけでは見えない大きな差が生まれていることは判断できません。こういった状態が指摘されずに続くことによって学年が進むにつれて学習能力に大きな差が生じます。
ではこうなってしまう原因はどこにあるのか。恐らく「プロセス至上主義的な教育」にあります。前述の例に従うのなら、本来の教育の目的は(一概には言えませんが)主には、「漢字を修得してもらう事」にあるにも関わらず、「漢字を覚えている生徒」ではなく、「漢字を書く宿題を行ってきた生徒」が評価されます。「漢字を覚える気もなくただ10回ノートに書いてきた生徒」はちゃんとした生徒という評価をされ、「その漢字はもう完璧に知っているので書いてこなかった生徒」は「優秀」という評価ではなく、担任には説教をされ、あげくには「問題児」とみなされるかもしれません。
ここに日本のプロセス至上主義的な考え方を強く感じます。このような考え方が日本で主流となっている訳は歴史的背景を遡る事よって見え、これまた興味深い話ですが、文字数の都合上ここでは省略をします。
いずれにせよ、日本における深刻な学力の乖離(これが日本における経済的な格差の問題とも深く結びついている)を是正したいと考えるのであれば、「成果主義的プロセス」をもっと積極的に取り入れてかなければならない。というのが僕の意見です。
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