こんにちは！若葉台教室の牧野です。

今回は、可愛いけどちょっと怖い生物を紹介します。

皆さんはこの生物をご存知ですか？

そうです。「クリオネ」です！

「流氷とともにやってきて、流氷とともに去る」と言われる通称「流氷の天使」「流氷の妖精」と呼ばれているそうです。
半透明で頭部と尾が赤く、翼を広げたような姿で冬のオホーツク海のマスコット的存在となっています！

そんなクリオネですが、実は貝の仲間なのです！
日本での正式名称は「ハダカカメガイ」と言い、生まれたてのクリオネは貝殻を持っていますが、成長するにつれて消えてしまいます。４度以下の水温で大群で生息していて、大きさは１～３センチと小さいですが、その可愛らしい姿に似合わず肉食で、頭部にある２つの触角の間から６本の触手でしっかり捕まえ、同じくらいの大きさの浮遊する貝の殻の中身だけを食べてしまいます。寿命は１～３年と言われているが、その生態はまだはっきりと分かっていないそうな…。

そんな可愛いクリオネが悪魔と化す瞬間がこちら！

可愛さとのギャップがすごい！

普段の姿からは考えられないような姿で、自分の大きさに似た貝類を捕食します。
また、身体が透明なのは、魚に狙われにくくするために進化してきたものだと言われています。進化って面白い…！

比較的冷たい海に生息するため、東京湾等では見られませんが、水族館に行くと展示されているので、一度見に行ってみてはいかがでしょうか！
水族館では魚やイルカ、ペンギンなどを見がちだと思いますが、ぜひ微生物コーナーものぞいてみてください！面白い生物に出会えるはずです！
それではまた！